今日はこんなニュースがありましたのでイギリスのテレビの受信料の話です。
イギリスの公共放送BBCは年間の契約料が必要です。
イギリスに引っ越しすると早々にレターが届き、「年159ポンド(日本円で2万円ほど)を払わないと最高1000ポンドの罰金を請求するよ、もし支払わない場合は家宅捜索権を持った執行人が直接家を訪れるよ」といったことが書かれています。
結構怖いですね。
言ってしまえばNHKの受信料と同じようなものなのですが違う点もありまして、テレビを見ないかつスマホ用アプリであるBBC iPlayerも使わないということであれば支払いを免除してもらうことも可能なようです。
つまりアンテナにはつながずNetflixやAmazon Prime Videoなどをテレビで見ているだけの場合は支払い義務は発生しないということです。
該当する場合は免除申請をしましょう。
ただイギリスからだとネット配信の日本の番組の大半は見られないことが多いです。
その理由はイギリスは配信対象の地域ではないから。
海外に住んでる日本人も多いんだからどうにかしてよと思いますがどうにもならないので、どうしても見たい場合はVPNを利用して接続地域の偽装をする必要があるそうです。
まあそんなことをしなくてもBBCは面白い番組が多いので個人的には契約するのをおすすめします。
イギリスの我が家には間違えて日本から持って行ってしまい置き物になった日本製テレビと現地で譲り受けたテレビの2つがあったのですが、朝のニュースやなによりソーイング・ビーがBBCのチャンネルなのでよく見ていました。
他にはトップ・ギアやバーゲンハントなども面白かったです。
Top Gear-トップ・ギアとは3人の面白いおじさんが車を使ってめちゃくちゃする番組で、Amazon Prime Videoでも見られます。
EP1BARGAIN-バーゲンハントは視聴者参加型の番組で、アンティークマーケットで買った掘り出し物をオークションにかけてより高い差額を得たチームが勝ちという内容です。
イギリスはBBC以外にもとにかくチャンネルが多いので、とりあえずテレビをつけておけば娯楽には事欠かないかなと思います。
隙あればハリーポッターか指輪物語の映画を放送していた気がします。
テレビの機能か番組側のオプションか知りませんが、英語字幕を表示させることができたのでそれを必死に目で追いながら見ていました。
受信料を払うとBBC iPlayerというアプリでの視聴も可能となるので、アイルランドへ旅行した時はアプリ経由でソーイング・ビーを見ました。
テレビは貰いましたが録画機器は持っていなかったので。
アイルランドはイギリス国内ではないので当然ホテルのテレビからはBBCを見られなかったのですが、ホテルのwifi経由ではなくスマホの電波経由だとBBC iPlayerが使用できました。
接続地域がイギリス内でないとBBC iPlayerは使えないはずなのですが不思議です。
そんなわけでイギリスに住んでいる限りほぼ払わなければならないBBCの受信料、決して安くなくさらに年々値上がりします。
2019年には145ポンドだったのが、現在は上で書いた通り159ポンドです。
2年は値上がりしないようこの額で凍結するというニュースもありましたが、Amazon Prime Videoが月額500円なので比較するともうめちゃくちゃに高いです。
家計を圧迫するためいくら放送の質は高くてもBBCは好きじゃないというイギリス人は少なくないという話も聞きます。
そこで上にあげたニュースに戻ります。
テレビを持っていればBBCを見なくても支払い義務が発生していた受信料を、BBCを見る人だけに課金してもらうように変更するという内容です。
これは良い変更だと思います。
テレビを持っているだけで支払い義務が生じるというのはやはり腑に落ちないものがありますからね。
BBCの番組の質が高いのは確かですが、このネット配信局が多数存在する時代にわざわざ高い金額を払ってまでBBCを見たいかどうかは人それぞれだと思います。
子供が産まれて「いないいないばあっ!」と「おかあさんといっしょ」に大変お世話になってはじめてNHKの受信料を払っている甲斐があると感じるのと同じような感じです。
BBCをお手本にしたと言われるNHKも、今後同様の改革が行われるのでしょうか。
それでは。
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