今日は字幕版で見るとかなり辛辣なソーイング・ビーの感想です。
ソーイング・ビーSeason1から4はAmazon Prime Videoで視聴可能です。
前回はこちら。
Season1は全4回なのでもう準々決勝になります。
一度に2人が脱落するため6人から4人に絞る戦いの始まりです。
型紙の課題
課題は紳士用スラックスです。
生地はアンが選んだようなウールが良いような気がします。
パトリックのスラックスがアップになりましたが見事に柄の揃った上質なスラックスでしたね、さすがテイラーの王様です。
サンドラとローレンがproper trousers、正式なメンズのズボンを探してスチュアートからはじまりマーク、そして最終的にパトリックのズボンにたどり着くシーンめっちゃ好きです。
メンズのズボン複雑ですよね。
私の愛用しているPrimarkで買ったズボンなど安物の「正式でない」ズボンなどはポケットやウエストベルト、前立てなどが簡易化されていることが多いです。
コスト削減によって大量生産品は我々消費者へ安く提供されていますが、いま課題となっているのは紳士用ズボンなので、もちろん工程は削減せず型紙通りに仕上げなければなりません。
というわけで参加者皆が苦戦しているファスナーの工程です。
海外の型紙って図解がめちゃくちゃ少ないんですよ!
日本の型紙本だとファスナー部分など難しい箇所は事細かに図付きで解説がありますが、海外の型紙はなかなか不親切でソーイングの知識ありきでないと読み解けないことが多い気がします。
さらにローレンは前立てが男女逆であることをメイに指摘されなにが正解かわからなくくなってしまいました。
女性もの洋服は、開きが左右どっちもあるんですよね。
なので自分が履いているのと反対が正解と思い込むのはとても危険です。
ここでファッションの権威ブランメルの像が映りますが、めちゃくちゃ見覚えあります…。
ロンドンに住んでいた時なんども通った場所です!
懐かしい、そして有名な人の像だなんて知らなかったです…。
6位はマーク、前立てが間違っていました。
1位はアン、ほとんど完璧な出来でした!
リメイクの課題
グレーのスカートにパッチポケットを2つつける課題です。
シンプルな課題だけにアイデア力と、デザインセンスが試されそうです。
パトリックの「迷ったら花柄を」という発言がありましたが、確かに花柄は鉄板ですよね。
私は花柄大好きです。
ベースのスカートがグレーなのでそれに合うようにグレーの色味の入った生地を選んだ女性陣はさすがだなと思います。
ティリーが「(裁縫は)日曜の午後に楽しむものよ、時間に追われてやるものじゃない」と言っていますがもっともだと思います。
私も焦りながらやるソーイングは嫌いです。
だからこそソーイング・ビー参加者はとてもすごいと思います。
ローレンのギャザーの入ったポケットがとてもかわいくて好きでした。
パトリックも”Lovely pocket”と褒めています。
イギリス人は何かを褒める時に良く”lovely”という単語を使います。
意味合いとしてはかわいい、というよりもすてき!に近い感じがします。
ラブリーという単語自体がラブリーなので、ラブリーって言っているイギリス人を見るとほっこりしてしまいます。
スチュアートのお花のポケットがかなり審査員には好評でした。
一方でアンのポケットはおもしろみがないとの厳しい評価。
この辺りから、リメイクの課題は正確さよりも奇抜さや大胆さの方がより評価されるのが伺えますね。
最後の課題
最後の課題はブラウスです。
生地はシルクかサテン限定です、これまた柔らかくてよれやすい難しい生地ですね。
マークは18世紀のメンズブラウスを作ります。
メモしてある型紙が正方形や長方形ばかりで不思議な感じがしますが、立体裁縫が一般的になるまでの洋服作りはこのような簡単な布の組み合わせが多かったのかなと思います。
この頃のソーイング・ビーはモデルが前の週と同じなんですね。
モデルが同じ人ならば採寸に時間をとられなくて少し楽そう?
マークに関しては女性用ドレスを作った先週とは違って今回は男性用ブラウスなのでモデルは別の人です。
ね?簡単でしょ?とでも言わんばかりのクッションの作り方コーナーが挟まりました。
もうちょっと丁寧に時間かけておしえてほしい。
優秀作品と脱落者
優秀作品はスチュアートのリメイクのスカートでした!
脱落者は、マークとティリーでした…。
双方ともブラウスでミスや未完成な点が目だち挽回できませんでした。
次週はいよいよ準決勝、決勝へ進む3人はいったい誰でしょうか。
次回はこちら。
それでは。
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