今日はロンドンで行きつけだった手芸屋の話です。
みなさん、推し手芸屋ってありますか?
私は住んでいるあたりだとクラフトハートトーカイ、ユザワヤ、京都だとノムラテーラー、東京だとオカダヤなんかが好きです。
推す理由は近いから、品揃えがいいから、安いからなどそれぞれだと思います。
イギリスに住んでいたときもそれは同じで、ロンドンにはロンドンの、ヨーロッパにはヨーロッパの推し手芸屋が私にはありました。
このタグではそれを紹介できたらな、と思います。
そもそもイギリスの、というかヨーロッパの手芸屋は日本の1店舗行けばなんでも揃うそれとは大分と毛色が違います。
ユザワヤのような大手手芸チェーン店などはありません。
個人経営のようなこじんまりとした店構えで、リボン専門店、舞台装飾専門店、布専門店、布は布でも舞台映えするキラキラシャラシャラ布専門店などそれぞれがなかなか尖った個性を発揮していました。
布もリボンもボタンも扱う総合手芸店やデパートの手芸コーナーもあるにはあるのですが、いかんせんこの店にあるものがあちらの店にはない、あちらにあるものがこちらには…といった具合で、私は買い出しの際にはいくつかの手芸店をはしごしていました。
そんな総合手芸店の一つ、John Lewisの手芸コーナーを今回は紹介したいと思います。
John Lewis–ジョンルイスはイギリスの百貨店チェーンの一つです。ロンドンですと、オックスフォードサーカス駅から西に歩いたところに大きな店舗があり、もちろんロンドン以外にも店舗はあります。
その中4階(イギリスでは地上階を0階とするので日本で言うところの5階になります)、おもちゃコーナーの隣になかなかに広い手芸コーナーが広がっています。
Haberdashery & Crafts (服飾品と工作)という扱いのようです。
布、糸、リボンはもちろん、ミシンや本、中でも私が驚いたのは電気制御で体形の変えられるハイテクトルソーでした。
Dritz Sew You Dress Form, Medium by Dritzちょっと欲しいけど、海外で電化製品を買っても電圧の都合で良いことはないので我慢…。
ワークショップなんかもやっており、開催時に来店すると四角いテーブルを囲む参加者と野次馬の姿も見られます。
他のロンドンの手芸店ではめったに見ないハギレコーナーもここにはあるので、私はよく布やリボン、あとはバイアステープを買っていました。
あとここでしか買えないものといえば、なんといっても刺繍糸です。
日本だとだいたいどこの手芸屋でも小さい引き出しのたくさんついた棚に綺麗に収められ売られている刺繍糸、私の知る限りではロンドンではここでしか買えません!
手芸本や、イギリスといえばで有名なリバティ布も多数扱っており(といってもリバティはリバティの店舗自体が遠くないところにあるのですが)、クリスマスの時期になるとクリスマス柄の布なども充実し、イギリスらしい手芸のお土産を買うにももってこいです。
なによりデパートの1コーナーなので、手芸コーナーに寄ったついでに他のお店で物を買う楽しみも味わえますしね。
ただ、こちらでは金属製5mmスナップボタンの取り扱いがなかったんです…、ドール服を作るのに絶対に必要だったので、私は手芸屋をはしごする運命から逃れられなかったというわけです。
ミニスナップ5ミリ シルバーいかがでしたでしょうか?
こんな感じで、他のロンドンの手芸屋や、旅行中に訪れたヨーロッパの手芸屋を紹介していけたらと思います。
次回はこちら。
それでは。
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