今日はイギリス名物マーマイトの話です。
前回はこちら。
マーマイトとは
ビールを醸造する際に残ったものを使って作った発酵食品です。
日本人からするとリコリス(サルミアッキ)と並んでヨーロッパで食べられる、とても食品とは思えない美味しくないものの1つとして有名かもしれません。
実は私も一度しか食べたことがなくて(一度で懲りたから)、結論から言うと日本人の口には合わないけどイギリス人にとってはそれなりに愛着のある食べ物みたいなので、日本人にとっての納豆みたいな存在なのかな?と思います。
こんなマーマイトパズルが、老舗デパートJOHN LEWISのクリスマスコーナーに飾られているくらいですし…。
味
味は、えっと…しょっぱかったです。
でもなんか馴染みない味とかそういうことよりも、私にとってショックだったのはホテルで出てきた小分けマーマイトがこんな見た目だったことです。
こんなんもう絶対美味しそうなチョコソースの見た目やん。
中も茶色いどろっとしたソースが入っていて、口に入るその瞬間までは完全にチョコとかキャラメルソースなんですよ。
なのに食べてみるとビールの残りカスでできたしょっぱい謎の味が口の中いっぱいに広がって…。
日本人がマーマイトに拒否感を覚える大きな要素のひとつって、その見た目(パッケージも含む)と味のギャップなんじゃないかなと思います。
もっと納豆とか塩辛みたいな無骨な包装してたらだいぶ心の準備ができるのにって思いません?
冒頭でも述べたように、外国人が日本で納豆を食べて感じる衝撃と、日本人がマーマイトを食べて感じる衝撃は似ているんじゃないかなと個人的に思っているので、もっと長くイギリスに住んでもっともっとイギリスの生活に順応していればマーマイトを美味しいと感じるようになっていたかもしれません。
まあとにかく、イギリスへお越しの際はマーマイトをわざわざ買って食べるのは大変リスクがあるのでおすすめしませんが、ホテルの朝食でちょっと試してみるぐらいなら「これもイギリスご飯の洗礼…」と思って楽しめるかもしれません。
それでは。
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