※ガラスの眼の60cmドールの話です。写真もあります。ドールが苦手な人はブラウザバック推奨です。
今日は通算36着目になる自作したドール用アイマス衣装の話です。
前回はこちら。
桜雲・和気愛愛とは
桜雲・和気愛愛とは今年3月にミリシタで実装されたお花見にぴったりな楽曲「春風満帆スターティング」の専用衣装です。
ピンク・ブルーを基調にした衣装で、桜のモチーフがいたるところにあしらわれています。
とてもかわいいです。
菊地真ちゃんは「春風満帆スターディング」の歌唱メンバーなので、この衣装もゲーム内で着用できます。
オリジナルプリント生地
自作するにあたって衣装の構造自体は割と単調なのでなんとかなりそうですが、考えなければならないのは柄物の布をどうやって調達するかです。
グレー地に白の水玉柄はここにありました。
ではストライプ柄の方はというと、白×カラーや緑×茶(=チョコミントカラー)のものは売っていても、今回必要な黒×ブルーやオレンジ×ピンクのストライプ柄はどこにもない…。
リボンを1本1本縫いつけて作っても良いですが、厚みが出るしイメージとちょっと違う。
というわけで今回は印刷会社、リアルファブリックに頼んで作ってもらいました。
リアルファブリックのレビューはこちら。
これがめっちゃ良かったです。
色もきれいだしデータさえ作れれば理想の模様の布を手に入れられます。
なによりドール服という布を少量しか使わない衣装の場合、うまいこと1つのデータの中に複数の柄を配置できればたった一度の注文だけで厄介な柄物の生地すべての調達が可能です。
今回はいろんな色・柄の生地が組み合わさった衣装で、布の質感を全体で統一したくなかったので水玉の生地は上述のショップでオックスを、ストライプ柄はシーチングで注文しましたが、オリジナルプリント生地を利用することで衣装づくりのハードルがめちゃくちゃ下がりました。
ピンクのところはフランスの手芸屋で買った布です。
脇開き
ドールは頭が大きくてウエストがバストに比べて極端に細いので、タイトな衣装を頭からかぶって着ることはほぼ不可能です。
なので着脱用にどこかしらに開きを作らなければならないのですが、今回は左脇で開くようにしました。
前開きにしたらかっこわるいし、後ろ開きにしたら襟と干渉するからです。
ヘッドを外さなければ着れませんが、綺麗なシルエットに出来たので嬉しいです。
桜モチーフ・ぼんてん
桜のモチーフはどうしてもハードフェルトで作りたかったので、100均の桜柄フェルトマットから切り出しました。
ぼんてんも100均や手芸屋で売っていたものを、ちょうど良い大きさに毛刈りしてから使っています。
プリーツスカート
苦手意識を持っていたのですが、最近プリーツスカートを作る機会が多くてやっとなんとなく勝手がわかってきた気がします。
ウエストのプリーツを寄せる際は裏側からやらないとプリーツの角度が変になるみたいです。
いろいろアドリブでやっていたら実はスカートの開きの位置を間違えてしまったので、桜のモチーフでこっそり隠しています。
オーガンザスカート
なんとなくこのキラキラ感は透けてる生地でやりたいと思ったので、手持ちのブルーオーガンザを使いました。
ここで買ったラッピング用の資材です。
ふんわりリボン
前述したオリジナルプリントで作ったブルー×黒ストライプのリボンですが、3つあるこれらにはすべて中に綿を入れてふっくらふんわりさせています。
ベルト
胸元やウエスト、ガーターベルトなど黒いベルトのデザインが各所にあるのですが、これには黒いリボンを使っています。
色移り対策としてリボンの裏にはすべて両面接着芯や縫い付けなどで白いリボンを貼り付けてあります。
ルーズソックス
いつもの黒いソックスをずり降ろして履かせました。
後ろから
襟の形がさくらの花びらのかたちでかわいいと思う。
スカートも一応左上がりになってます。
さいごに
布のオリジナルプリントに手を出したおかげで表現の幅が一気に広がったなあと感じました。
あれこれ布を探し回るより結果的に安く済んでしまうのもさすがです。
ピンク色の春らしい可愛い衣装を、(桜はとうに散りましたが)一応4月中に完成できて良かったです。
次回はこちら。
それでは。
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