今日はお花のウィーン土産の話です。
オーストリアのお土産として有名なもののひとつに、すみれの砂糖漬けがあります。
英語ではcandied violet(=すみれ)やpetalと言ってその名の通り、すみれの花びらを砂糖でコーティングしたもので、かつては皇妃エリザベートも愛したと言われる非常に「映え」なスイーツです。
角砂糖代わりにホットチョコレートやホットミルク、紅茶に溶かしたり、金平糖のようにかじってカリカリと食べたりできます。
私もウィーンで2種類買いました。
1つ目はザッハトルテで有名な菓子店DEMELの売店で買った紫色のものです。
かわいらしい缶に入ったものなどもあり、ついお土産用に欲しくなりますね。
中身はこんな感じで、ころころと小さめのものがたくさん入っていました。
お値段はウィーン本店のオンラインショップ曰く缶入りで19.50ユーロ、簡易パッケージの方で14.90ユーロでした。
2つ目はJulius Meinlというウィーンにあるスーパーで買ったピンク色のものです。
ピンクはすみれではなくバラらしいです。
パッケージはDEMELのものに比べて簡素でお値段も安価でしたが、BACHHALMというチョコレートメーカー製のもので、こちらの花弁は大きめです。
ホットミルクに紫とピンクを1つずついれるとほんのり色がつき、お花の香り広がる甘いミルクになりました。
花弁は飲んでいる最中に結構邪魔になるので、取り除いてしまう方がいいかもしれません。
またそのままかじると砂糖のカリカリとした食感と、花弁の柔らかさを楽しむことができます。
ミルクに浮いた花弁もそうですが、花の風味や食感は独特で、悪く言うと芳香剤っぽさがあるので、見た目の華やかさとは裏腹好き嫌いが分かれそうな味だと思います。
オーストリアのハプスブルク家を感じられるかもしれないかわいいお土産、是非いかがでしょうか。
それでは。
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