今日はロンドンで住んでいた家にあった備え付け家具の話です。
ロンドンで家を借りるとなると、大型の家具家電などが備え付けのことが多いです。
なので日本から引っ越した時はとても楽でした。
もしそうでなければ、イギリスでしか使えない大型家電をわざわざ買いそろえることになっていたでしょう。
さて日本でも家具備え付けのアパートってありますよね。
私も、昔レオパレス21に住んでいたことがあります。
なんだかいろいろ炎上していたので、ポストに「レオパレスの真実」みたいな謎の手紙が入れられていたこともありますが、家具付きのアパートが便利だったのは確かです。
というわけでロンドンの家とレオパレスを比べて、日英各家具家電に対する必要意識みたいなものを比べてみようと思います。
あくまで我が家はこうだったなので、違うよ!違ったよ!などあったらすいません。
テレビ
イギリス なし
日本 あり
レオパレスはテレビ備え付けですが、イギリスにはありませんでした。
イギリスでは、テレビを持っているかいないかで国営放送の料金徴収の有無が決まります。
結構バカにならない額なので、テレビを持たない選択をする(≒見たい物はアマプラやNetflixで済ます)人も多いそうです。
我が家ではジモティー的なやつで貰ったテレビを使っていました。
電子レンジ
イギリス なし
日本 あり
レオパレスは電子レンジ備え付けですが、イギリスにはありませんでした。
この詳しい理由は下の項目で合わせて述べます。
ガスオーブン
イギリス あり
日本 なし
電子レンジがない代わりにイギリスではガスオーブンが備え付けです。
イギリスはなんと言ってもオーブン大国なので、チキンを焼くにしてもパイを焼くにしてもピザをトロトロにするにしても、チップス(=ポテトフライのこと)を暖めるにしてもオーブンは必須です。
オーブンがない家なんて存在しないのではないでしょうか?
しかも日本でよく見る電気オーブンとは違い、超本格的超高火力なガスオーブンです。
なので電子レンジはイギリスでは備え付けではありません。
…でもオーブンって時間かかるし、電子レンジがあった方が便利じゃない?
これは本当にそうなので、我が家では同じく貰い受けた電子レンジを使っていました。
日本のオーブンレンジほど高性能ではありませんが、イギリスでも電子レンジは売ってはいます。
冷蔵庫
イギリス あり
日本 あり
これは日英どちらにもあります。
もちろん冷凍庫もついています。
違うのは大きさで、イギリスの家はファミリー用の物件だったので冷蔵庫も2m級のでっかいやつでした。
食器洗浄機
イギリス ありのことが多いらしい
日本 なし
食洗器はヨーロッパの人にとって生活するにおいて必須の家電の1つです。
なのでイギリスの家にはキッチンに埋め込み式で備え付けであることが多いらしいのですが、我が家にはありませんでした。
イギリスで友人に「ないよ」と言ったら、「ないの??!!」と驚かれました。
こちらで述べたように水を使う家電はライムスケールがつくので、こまめなお掃除が必要です。
エアコン
イギリス あり?
日本 あり
イギリスにはエアコンそのものはありませんが、その代わりと言ってよいセントラルヒーティングという暖房器具があります。
詳しくはこちらです。
イギリスの気候では夏に空調設備が必要なことはほぼないので、冬用の暖房だけで事足りるのです。
洗濯機
イギリス 乾燥機つきであり
日本 あり
これも双方あります。
イギリスではベランダや外に洗濯ものを干す習慣がなく、アパートによっては退去勧告をされることもあるので、洗濯機は乾燥機能もついているものでした。
とはいえ独立した乾燥機に比べると機能は劣るので、結局室内でハンガーに干していましたが…。
洗濯機もやはりライムスケールのお掃除が必要です。
カーテン
イギリス あり?
日本 あり
双方ありですが、イギリスの家は一般的なカーテンではなくブラインドカーテンが寝室についていました。
窓の形のせいかカーテンのついてない部屋もあったので、遮光をしっかりしたい場合はなにかしらの対策をしなければならないと思います。
日本の家のようにカーテンレールがあるわけではなく天井も高いので、ちょっと工夫が必要かもしれません。
イギリスでは夜間に生活が丸見えになることに対する嫌悪感が、日本ほどはないのかもしれません。
テーブル・椅子
イギリス あり
日本 あり
イギリスでは、必要な脚数を伝えたら大家さんが後から持って来てくれました。
ソファ
イギリス あり
日本 なし
イギリスではソファも貸してもらえました。
入居時に2つソファがあったので、2つも使って良いのかな?と思っていたらなんか間違いだったようで後日大家さんがソファを1つ引き取りに来ました。
ベッド
イギリス あり
日本 あり
日本は、というかレオパレスのベッドは下が収納空間になっていて「家の一部」という感じのあれでしたが、イギリスではちゃんとしたベッドがマットレスつきで貸してもらえました。
タンス
イギリス あり
日本 あり
双方ありです。
イギリスには押入れがないのでタンス…というかワードローブは必須です。
鏡
イギリス あり
日本 あり
我が家だけだと思うのですが、イギリスの家では直径1m近い大きな円形の鏡が備え付けられており、場所と身長的に姿見にするにはちょっと使えない感じだったのですが、まあ貸してくれるなら…的な感じで使っていました。
さてイギリスのアパートでは2か月に1回ほど大家さん立ち合いでの(家主不在の場合は大家さんが勝手に鍵あけて入る)部屋チェックがあります。
おそらく変わらず綺麗に部屋を使えているか、変なことに使っていないかを見るためのものだと思うのですが、その度に大家さんが「まあ大きい鏡ね!」とびっくりしていたので、私は「初めからここにあったはずけど、大家さんが驚くってことはこの鏡の出どころは一体なに…?」と謎に思っていました。
なんだったんでしょうね。
照明
イギリス あり
日本 あり
双方ありです。
イギリスは天井が高いので個人で電球を交換するのはかなり大変そうです。
幸いにも私が住んでいる間にその必要は(風呂場の電球交換以外では)なかったのですが、万が一交換の必要性が生まれたら大人しく大家さんに連絡するのが良いと思います。
セントラルヒーティングのリモコンが故障したことがあるのですが、基本的に家の備品の修理交換は大家さんもちになるので、連絡すると業者の手配なども含めてやってもらえると思います。
こんな感じです。
比べてみると日本とイギリスとで家具や家電に対する意識が違うのがなんとなく見えてきて面白いです。
それでは。
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