今日は洋服作りに初めて挑戦する人向けの布の選び方の話です。
前回はこちら。
前回までのおさらい
前回は型紙の選び方についてでした。
初心者代表であるうちの旦那さんも手芸屋でこのパジャマの型紙を選びました。
サン・プランニング 型紙・パターン フィットパターンサン パジャマ (こども男女) 5528
本ではなく袋に入ったタイプで、難易度は「かんたん」です。
本当はTシャツとかが良かったんですがありませんでした。
Tシャツの型紙ってそういえばあまり見ませんね。
ニット用の専用針を使わないといけないから?簡単すぎるから?
まあとにかく、このパジャマの型紙に沿って進めていきたいと思います。
今回は布を選びましょう
洋服作りに必要なもので決してはずせないのが布です。
手芸屋では何mもの布が巻かれた状態で棚に陳列され売られています。
この巻かれた布の状態で欲しい生地を選び、レジ横にあるカット台へもっていき必要な長さをカットしてもらいます。
手芸屋には「ハギレ」と呼ばれる小さなサイズの布も売っていますが、こちらは大きくてせいぜい1m四方そこらなので洋服作りには使えません。
洋服づくりにはだいたい2m~の布が必要なので、ハギレでは全く足りないからです。
布には様々な種類があります。
コットン(綿)、ウール(羊毛)、リネン(麻)など素材でもいろいろ分かれていますし、ニット(編み地)、フェルト(不織布)など製法によってもたくさんの種類があります。
袋タイプの型紙の裏表紙には適した生地とその長さについての記述があるので、それに従って布を選ぶと良いでしょう。
ロールになっている布には布の値段がタグでつけられていますが、そこに布の名前や種類も書いてあります。
手っ取り早く目的の布にたどり着くには
とは言っても、手芸屋に並ぶ数多くの布からお目当ての素材の布を探すのははじめは結構大変です。
そういった場合は、手芸屋の店員さんに「これこれを作りたいので〇〇という布がいくらいくらm欲しいんです」と聞けば陳列してある場所を快く教えてくれるはずです。
教えてもらった陳列棚の中からお気に入りの柄や色の布を選びましょう。
この「お気に入り」のという点が実は非常に大切で、作業の途中で飽きたり嫌になったりしないためにも自分のテンションの上がる布を選ぶことは非常に大切です。
もちろんネットショップでも布の購入は可能です。
直接布を見られないので柄の大きさや質感などが思ってたのと違うこともありますが、ネットショップの方が安く布を買えることもあるので、ネットショップで買うか直接手芸店で買うかは一長一短と言ったところです。
自分に合った方法で布を調達して下さい。
実は布以外にも必要なものはたくさん
また型紙の裏表紙には布の他に必要な資材についての記述もあります。
今回は、平ゴム(ウエストに通すゴム)とバイアステープ(布の端を処理するための細い布)、ボタン(パジャマの前を留めるためのもの)が必要と書いてありました。
こちらを買うのも忘れないようにしましょう。
バイアステープにはコットン、ニット、ガーゼ、サテンなど素材違いの様々な種類のものがありますが、メインで選んだ生地と似た素材のものを選ぶと良いです。
もちろん、ミシン糸も必要です。
バイアステープやミシン糸などは、選んだ生地にマッチした色合いのものを選びます。
白い布であれば白いもの、黒い布であれば黒いもの、柄ものの布であればもっとも多く使われている色のものを選ぶと良いでしょう。
今回の成果
というわけで今回うちの旦那さんが選んで買った布などはこちらです。
羊のショーンのダブルガーゼ 2.5m弱
バイアステープ(白) 1巻
平ゴム、ミシン糸、ボタンは家にあるので購入はしませんでした。
ちなみに布についている値段はほとんどの場合10㎝あたりの料金です。
この羊のショーンの生地は10㎝あたり100円ちょっとしました。
「それって布だけで2500円ぐらいかかるってこと?」
「そうだよ。だから洋服作りって意外とお金がかかる趣味なんだよ」
手作りしているから安上がりというわけでは決してないということですね。
次回はこちら。
それでは。
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