ドイツ・エッセンにボードゲームの即売会へ行ったはなし Internationale Spieltage SPIEL

海外生活のはなし
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今日は2018年に行ったドイツのエッセンシュピールの即売会の話です。

Internationale Spieltage SPIELとは

SPIEL ESSEN

Internationale Spieltage SPIEL、日本ではエッセンシュピールと呼ばれることが多いこのイベントは、毎年10月にドイツで行われるボードゲームの祭典のことです。

10月末に4日間行われるのが恒例らしいのですが、2022年は10月6日~9日で行われたようです、もう終わってる…。

エッセンシュピールには世界中のボードゲーム好きが企業・個人問わず集まり、最新ボードゲームの試遊や販売が行われます。

ゲームマーケット(日本開催のボードゲームの即売会)の世界版だと思っていただければよいかと思います。

私も2018年10月28日、その年のエッセンシュピール最終日に行ってきました!

海外生活中において最も行きたかったイベントの一つだったので行けて良かったです!

しかしボードゲームに興味のない人からの知名度は皆無に近いらしく、「今度ドイツのエッセンにボードゲーム買いに行くんだ!」と言ってもイギリス人もドイツ人の知り合いも誰もこのイベントの存在を知っている人はいませんでした…。

ドイツがボードゲームのメッカだということ自体知ってる人は少なかったですね…。

唯一「シュピール行ってきたの?」と聞いてくれたのはエッセンシュピールの翌日に行ったデュッセルドルフのボードゲーム屋さんの店員さんだけでした。

ドイツ・エッセンへの行き方

私はデュッセルドルフからエッセンへ行きました。

デュッセルドルフからエッセンシュピールの行われるMesse Essenまでは電車で45分ほどです。

途中エッセン中央駅で乗り換えになります。

やたら青いエッセン中央駅

エッセン自体は特別観光地というわけではなく、宿泊施設などは充実していないらしいので、大都市であるデュッセルドルフに宿を取って電車で向かうのが良いと思います。

当日は同じくデュッセルドルフからエッセンへ向かう人はかなり多いはずなので、Messe Essenまでは同行の士っぽい人について行けば意外となんとかなります、なりました。

いざエッセンシュピールへ

開場30分前にはMesse Essenへ到着したのですが、その時はすでにこの人だかりでした。

あとからあとから人は来るので、屋根のあるスペースに並べない人も多数。

最終日だったからでしょうか?

時間になりましたら予め買っておいた電子チケットを提示して会場内へ進みます。

この人だかりなので入場には20分ほどかかりました。

特に紙のパンフレットなどはなく、会場のマップなどは公式HPからpdfで見ることができます。

AZUL

左が新作のアズール(シントラのステンドグラス)、右がタイル板のアズール

この日の私の一番の目的は、今イベントで初販売となるステンドグラス版AZUL-アズールを買うことでした。

ポルトガルの記事でもさんざん話題にしたボードゲームです。

ポルトガルにシントラ宮殿を見に行ったはなし Palacio nacional de Sintra
今日はポルトガルのタイルが美しい宮殿のはなしです。他のポルトガルの話はこちら。AZUL-シントラのステンドグラスというボードゲームをご存知でしょうか。AZULと呼ばれるタイルを並べて...

現在では日本語にローカライズされたものが普通に日本でも買えますが、どうしても発売当時に現地で買いたかったんです。

これは無事に買えてご満悦の筆者です。

最終日だけど売り切れてなくて良かった!

英語版とドイツ語版から選ぶことができました。

AZULのブースではタイル版・ステンドグラス版両方のAZULの試遊も行っていました。

AZULに限らずどこのブースも試遊は席がいっぱいで、遊ぶには少なからず待つ必要がありそうでした。

マジック・ザ・ギャザリング

カードゲームのブースも多数ありました。

ポケモンカードゲームのブースではピカチュウの紙製サンバイザーをつけた多くの老若男女が対戦を繰り広げていました。

マジック・ザ・ギャザリングのカードのバラ売りをしているショップもあり、売っているカードはもちろん英語やドイツ語版です。

私もスターターデッキセットとカードを何枚か買ってみました。

バラ売りのカードは1枚20セントでした。

マジックは初心者だけどスターターデッキがあればプレイできそうなきがしたのと、あと日本語じゃないマジックのカードってなんかかっこよくないですか?

カードの効果についてはネットで調べれば日本語テキストが出てきますし…。

マジックザギャザリングはやってみるとかなり楽しく、この後数か月ほど私と主人との間でブームになりました。

カルカソンヌ

私の大好きなボードゲームの1つ、カルカソンヌのコマの大きいやつも会場内のいろんな場所にいました。

カルカソンヌとは、フランスの城塞都市カルカソンヌをモチーフにした陣取りゲームです。

カルカソンヌが好きすぎて実際にフランス・城塞都市カルカソンヌまで行ったこともあるのですが、そちらはまた記事にできていないのででき次第追記します。

カタンの開拓者たち

参加者はこの布シールを体のどこかに貼っていました

会場内では参加型ゲーム「カタンの開拓者たち」も行われていました。

カタンの開拓者というゲームは、サイコロを転がしながら5種類の資材を集めたり他のプレイヤーと交換したりしながら道や家を作っていく陣取りゲームです。

会場内で行われていた参加型「カタンの開拓者たち」もそれに準じたルールになっています。

まず参加者には5枚の資材シールが渡されます。

1人がはじめに貰える資材シールは5枚とも同じものになっているため、他の人たちとシールを交換して5種類すべて揃えると、賞品であるカタンの開拓者で使える追加ルールカードと交換してもらえます。

ふーんなるほど、簡単そうねと思われるかもしれませんがこれがかなり苦戦しました。

まず配布される資材シールがシャッフルされておらず、同じような時間帯に貰った人たちはみんな同じ資材しか持っていませんでした。

つまり私も、同行している主人も、後ろに並んでいる人も前に並んでいる人も、この辺りにいる人はみんな「木」しかもっていないわけです。

あと当たり前ですがコミュニケーションは英語で取らなければなりません。

なんとか5種類集めましたが、いやはやかなり大変でした。

なにより結構時間がかかったので、閉会間近だと間に合わなかったかも…。

子供向けの体験型遊具

でかいアイスの棒みたいな木の板を重ねたり飛ばしたりする遊び

Messe Essenはとても広く、6つのホールが廊下でつながれています。

そのすべてでエッセンシュピールは開催されているので、ホールを行き来しつつブースを見て回ることになるのですが、廊下にはこのようなトランポリンなど体験型の遊具も置いてありました。

ボードゲームというと大人の趣味なイメージがありますが、エッセンシュピールはお子さんも楽しめるイベントだと思います。

バームクーヘン

会場内には飲食物を売っているブースもあります。

私はバームクーヘンを買いました!

なんだか日本人がイメージする一般的なバームクーヘンとは全く違った形をしていますが、これもれっきとしたバームクーヘンらしいです。

味に迷っていると、店主さんからシナモン味をおすすめされたのでそれを買いました。

カリカリで砂糖が甘くておいしかったです。

他の展示いろいろ

パズルバーなる知恵の輪屋さんがあったり、

知恵の輪で実際に遊べました

宝石みたいなダイス屋さんがあったり、

人狼ゲームをやっているブースがあったり、

最終日なのでディスカウントされているボードゲームやさんでかわいいボドゲをジャケ買いしたりととてもボードゲーム充した一日でした。

私が行ったのは2018のエッセンシュピールですが、もし日本への帰国が9月末でなく10月末だったら2019年のエッセンシュピールも帰国直前に無理やり行ってただろうなと思うくらい楽しかったです。

さて、ドイツで10月のイベントというとミュンヘンのオクトーバーフェストも有名ですね。

こちらで2018年のオクトーバーフェスト行ったよ話を記事にしています。

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ミュンヘンはドイツの南の方、エッセンは西の端っことかなり離れており、これらイベントの開催時期も10月の頭と末で結構離れています。

それにも関わらず2018年に行った記事が両方あるということは…、実は私ひと月の間に2回ドイツに行きました。

両方絶対行きたいイベントだったので…。

なかなか忙しい10月だった覚えがあります。

それでは。

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