今日はポルトガルのタイル工房に行った話です。
タイルが素敵なポルトガルの王宮のはなしはこちら。

いざアゼイタンへ
ポルトガルの首都・リスボンからバスで行ける町の一つにアゼイタンがあります。
このアゼイタンはポルトガル名物であるタイル・アズレージョの産地として有名です。
リスボンからアゼイタンへはまずバスでセトゥバルへ向かい、そこからバスを乗り換えてアゼイタンへ向かいます。
アゼイタン行きのバスは1時間に1本程度しかありませんでした。
またアゼイタンは住宅街の中に工房もあるよと言った感じの小さな町なので、買い物や食事などは大きな街であるセトゥバルで済ませておくのが良いでしょう。
工房の見学
私が行ったのはこの工房です。

その名もAzulejos de Azeitao、アゼイタンのアズレージョです。
アゼイタンには見学可能な工房がいくつかあるのですが、この日は日曜日だったため他の工房はやっていませんでした。

工房にはショップが併設してあり、お土産のタイルをその場で買って帰ることが可能です。
また、ポルトガルでよく見るような表札替わりのタイルの注文もできるようです。

日曜日だったため工房で作業をしている人はおらず、店番のおじちゃん1人しかいませんでしたがおじちゃん曰く自由に見学して行って良いよとのことでした。
ショップで欲しいものあったら声かけてね、絵付け体験(自分で絵付けをしたタイルを後日受け取りもしくは郵送して貰うことができるワークショップ)は今日はやってないんだごめんねとも。
工房の中には焼く前のタイルや色見本、さまざまな柄のタイルが並びとてもカラフルで楽しかったです。


中でも興味深かったのがこれです。

タイル着色用の絵の具なのですが、なんとヨーグルトの空き容器に入れられています。
職人さんの日常を感じられて良かったです。
職人さんによるタイル作りのデモンストレーションも行っていました。

粘土を正方形に成型する方法や、木型に押し付けて跡をつける方法などを見せてもらいました。
買ったお土産
私がショップで買ったタイルはこれらです。

ひとつは緑色の横長のタイルで、私がポルトガル旅行をしたいと思うきっかけとなったボードゲーム・アズールのゲーム中の駒の並びにそっくりだったので買いました。
もう一つはポルトガルタイルの特徴でもある青色で描かれたうさぎの絵のタイルです。
どことなく味のあるタッチです。
ポルトガル名物であるお菓子・パステルデナタの有名店・ベレン洋菓子店にも似たようなタイルが飾ってありました。

もちろん大きいサイズのタイルも売っていますよ。

私事なのですが、祖母が陶芸をやっていたのもあって粘土の匂いがとても懐かしく感じて非常に心地よい空間でした。
是非リスボンへ観光に着た際には、少し足を伸ばしてタイル工房見学などいかがでしょうか。
それでは。

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