今日はアムステルダムで猫の博物館へ行った話です。
アムステルダムの前回はこちら。
アムステルダムは面積当たりの美術館・博物館の数が最も多い土地の一つです。
レンブラントの「夜警」が飾られているアムステルダム国立美術館をはじめとし、歴史博物館・ゴッホ美術館・市立美術館・サイエンスセンターなどなど様々な種類の美術館・博物館が存在します。
google mapで「アムステルダム 博物館」とひとたび検索すれば、その多さに圧倒されることでしょう。
そんな数多ある博物館の中で私が行ってきたのは猫の博物館‐Katten Kabinetです。
アムステルダム国立美術館へ行った後買ったゴッホ美術館のチケットが16時~のものしか買えなかったので、その間の時間に行きました。
猫の博物館はその名の通り猫にまつわる絵画や彫刻などが多数展示されている博物館です。
ヨーロッパの人は猫のことをとても好きです。
そもそも野良猫がとても多いように感じます。
イギリス・サザーク教会では教会に居ついた猫に名前を付けてグッズ化して大変可愛がっていましたし、猫にまつわる博物館はモンテネグロ・コトルーにもありました。
レビューによると猫の博物館は猫のおしっこくさいらしいですが、私は特に気になりませんでした。
こちらは売店で売り物のバッグの上で昼寝をしている猫ちゃんです。
このような猫が商品の上でまったりしている光景はヨーロッパでは珍しくありません。
店員さんもお客さんも猫を払いのけることなく、あらかわいいわねとなでたり写真を撮ったりして猫を可愛がっていました。
館内の展示は、ポスターを中心として絵画や彫刻、タブレットを使った現代アートなどどこもかしこも猫まみれです。
パリのお土産屋で見ないことはないくらい有名な「ル・シャ・ノワール」のポスターもありました。
猫グッズに囲まれながらレトロな館内を歩くのはとても楽しかったです。
私が一番うれしかったのはこれです。
なんと指さしマークに「レンブラント」と書いてあります。
これって、レンブラントありますって…こと?
指のさす方向を探すと、レンブラントのエッチング(銅板に彫刻をほどこして行う版画)が飾られていました。
写真がぼやぼやですが赤ちゃんを抱える女性の左に猫ちゃんがいます。
ふらっと入ったこんな博物館にもレンブラントが飾られているなんて!さすがアムステルダム!とちょっと得した気持ちになりました。
他におもしろかったのはこの大きな、A.Willette‐アドルフ・ウィレット作のMontmartre-モンマルトルという絵です。
争い合う人々の後ろにギャグ漫画のような表情の猫ちゃんの亡霊?がいて、魔術師?がそれに向かて杖を振っています。
モンマルトルとはかつて芸術家が多く住んでいたフランスの下町のことです。
アドルフ・ウィレットはフランスの有名な風刺画家で、ムーラン・ルージュの風車のデザインもしたのだとか。
そんな猫ちゃんまみれの美術館、アムステルダムへお越しの際は是非いかがでしょうか?
次回はこちら。
それでは。
anan特別編集 合本 にゃんこLOVE ぜんぶ盛り (マガジンハウスムック)
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