オランダ・アムステルダムにゴッホを見に行ったはなし ゴッホ美術館

海外生活のはなし
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今日はゴッホ美術館へ行った話です。

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ゴッホとは

フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)とは、オランダ出身のポスト印象派の画家です。

代表作は「ひまわり」ですが、ゴッホが描いた花瓶に活けられたひまわりの絵と言うのは実は7点(現存は6点)あり、これらすべてを「ひまわり」と呼びます。

これはロンドンのナショナルギャラリーにあるひまわり

晩年は南フランスのアルルでゴーギャンと共同生活を送りますが、次第に二人の関係は悪化し共同生活は解消、ゴッホは左耳を自ら切る事件を起こします。

アルルの駅を通過した時に撮った写真

有名な自画像では右耳に包帯を巻いていますが、これは鏡を見て描いたので反転しているためです。

この2年後にゴッホは亡くなり、画家としての才能が評価されたのは死後のことでした。

ゴッホ美術館のチケット購入はオンラインがおすすめ

アムステルダム国立美術館からそう遠くない場所にゴッホ美術館はあります。

Van Gogh Museum - The Museum about Vincent van Gogh in Amsterdam - The Netherlands
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ゴッホ美術館外観

このゴッホ美術館に入館するには、事前購入のチケットが必要です。

日記よりチケット

購入できる場所はオンライン・アムステルダム国立美術館近くのチケット売り場・ゴッホ美術館エントランスなどいろいろあるのですが、とにかくオンラインで早めに買っておくのをおすすめします。

私は紙のチケットが欲しかったので、アムステルダム国立美術館を見終わってからゴッホ美術館のチケットを買いに行ったのですが、その時には16時からのチケットしか買えませんでした!

ゴッホ美術館は人気の観光スポットらしいのです。

ゴッホ美術館が閉まるのは18時なので、お土産を買う時間なども考えるとかなりキツキツの時間設定です。

なのでチケットは予めオンラインで買うのをおすすめします…。

チケットのお値段は19ユーロでした。

ちなみにゴッホのことを「ゴッホ」と言うのは日本だけです。

海外では「ヴァン・ゴー」と言わなければ通じません。

「番号」でも通じると思うので良ければ覚えておいてください。

写真撮影はNG

さてゴッホ美術館ですが、ここまで記事にしてきたいろんな美術館とは違って作品の写真撮影が不可でした。

実は海外の美術館・博物館・教会は写真撮影OKなところがほとんどです。

写真撮影NGな場所ははっきりそう書いてあるので、書いてなければ基本的に写真撮影は大丈夫だと思ってください。

不安であれば”Can I take photo?”と受付で聞いてみると良いです。

快く教えてくれると思います、写真撮影が大丈夫かどうかわざわざ丁寧に聞くなんて真面目なことするの日本人くらいなので…。

写真撮影NGも種類がいろいろあって、全面的に不可・お金を払えば写真撮影可・展示の一部だけ不可・ミサの最中は不可など様々なバリエーションがあります。

とゴッホ美術館は写真撮影不可なのですが、まあこっそり撮ってる人はいましたね。

どんなところでも観光客があれだけ集まればルールを守らない人は一定数いるものです。

私はスマホのメモ帳機能に感想を書きながら館内を回りました。

さすがにスマホを取り出すのまでNGなところは見たことがないです。

ゴッホといえば油絵

「ひまわり」や「星月夜」などゴッホの代表作は油絵で描かれています。

これは壁なので撮影可

画家の代表作はインターネットで検索すれば著作権も切れていますし簡単に画像を見つけることができますが、わざわざ美術館まで行って直接本物を見る醍醐味はその絵に残る筆の跡まで見られるというとこにあります。

油絵独特の絵の具の盛り上がりが随所にあって、これは画集やインターネットでは絶対に見られないなあ~来てよかったとなりました。

ひまわりの背景の黄色いところもただ黄色く塗ってあるんじゃなくて、格子状に塗ってあるんですよ。

ゴッホと浮世絵

ゴッホは日本の浮世絵が大好きでした。

お土産で買ったポストカード

絵はほとんど売れなかったので弟からの仕送りで生活していたのですが、その仕送りを使って浮世絵を買いコレクションしていたそうです。

館内には彼が浮世絵を模写して描いた絵も飾られています。

画材がそもそも違うので完璧には真似できないはずですが、遠目で見ると「あれ?なんでゴッホ美術館に日本の絵が飾ってあるの?」って混乱するくらいには良く出来ています。

何より浮世絵に対する愛があふれているといました。

弟、テオ

先でも述べましたがゴッホは弟、テオからの仕送りで生活していました。

ゴッホ美術館にはテオに宛てた挿絵付きの手紙が多数展示されています。

挿絵の内容は次に描く絵の構想などで、弟との関係が良好だったことが伺えます。

何より私が感動したのはゴッホが描いたテオの肖像画がとても優しい表情をしていたことです。

本人の自画像は厳しい表情をしているものばかりですが、瓜二つな弟テオの表情をこれだけ柔らかに描いたということはそれだけ弟のことを愛していたんでしょうね。

晩年

左耳の怪我がたたり入院が続いた晩年は、病院から出られないので作品は模写が多くキャンパスもないのでティータオルの上に絵を描いていました。

「アルルのゴッホの寝室」の絵は、晩年のゴッホ本人が「自分の作品の中であの絵が一番良い」と言ったから有名になったのだとか。

展示は他にもレプリカの油絵があって実際に顕微鏡で見て油絵の具の中に絡まった小石や糸くずを観察できるコーナーや、ゴッホの生い立ちが辿れる8分間のムービー、私が行ったときは閉まっていた特別展などもあり盛りだくさんでとても楽しかったです。

ゴッホ美術館からの眺め

もちろんお土産屋もありますよ。

お土産屋で買ったゴッホのまんが
ショップバッグ。「絵が夢の中のようにぼくのところにやってくる」

アムステルダムまで来たら是非、オランダを代表する画家であるヴァン・ゴーの美術館へ是非行ってみてください。

それでは。

Vincent: Art Masters Series

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