今日はソーイング・ビーSeason2の第4話の感想です。
前回はこちら。
ソーイング・ビー(字幕版)はAmazon Prime VideoのPrime会員特典で視聴可能です。
7人になったソーイング・ビー、今回のテーマは子供服です。
型紙の課題
課題は幼児用のオーバーオールです。
頑丈さが求められる子供服なので、適した生地を選べているか、頑丈に縫えているか、金具は頑丈に留められているかなどが審査のテーマになりそうです。
クローディアから「自分の双子の子供用に洋服作ったことあるでしょ?」と聞かれたデビッドが「殺し合わないように見張るので精一杯で洋服なんて作ってられない」と答えていますが、めちゃくちゃその気持ちわかります。
子供育てながら子供の洋服作るのほぼ不可能です。
どうせ汚れるし破れるし、安い市販品でいいか…ってなります。
大切に着てくれるとは限りませんからね。
タマラはまた指示にない別布のバイアステープや飾り布を足しています。
型紙の課題ではなにがなんでもとにかく指示に従って余計なことはしないことが良い評価につながる近道だとソーイング・ビーの熱心な視聴者である私たちは知っていますが、season2だとまだ脱線する参加者が多いですね。
子供服なので折り伏せ縫いという特殊な縫い方をする箇所があります。
ウエストバンドの所もそうでしたが布を外表で縫い合わせた後、片側の縫い代のみ短く切り長く残した方の縫い代を織り込んで縫うことで縫い代をきれいに処理する縫い方です。
なぜこのような縫い方をするかと言うと、縫う箇所を増やして頑丈さを増すためもありますが、何より着心地を良くするためです。
外表で縫っているため、洋服の内側に縫い代がありません。
縫い代やタグって、人によっては肌に当たって痒くなったりしますよね?
子供の肌は特に敏感なので、子供服ではこのように縫い代を丁寧に処理することが多いです。
リンダは折り伏せ縫いで布を倒す方向を間違えてしまったようです。
倒す方向を間違えただけで、長く残す方の布は間違えてないと良いのですが…。
もしそうであれば布の裁断からやり直しだと思うので大変そうです。
頑丈さを求めるためにコバステッチをとにかく多用する子供服では、ステッチの色の選択もデザインの一つになります。
セリーナはあえて生地よりも濃い色の太い糸でコバステッチをすることで、審査員に印象付けようとしています。
しかしこれは綺麗にステッチできていないと粗が目立ってしまう諸刃の剣でもあります。
もしステッチに自信がないならば布と同じ色にして目立たないようにする方が良いです。
イギリスの子供服の歴史は、皇太子のファッションの歴史でもあります。
国立海洋博物館に1846年に皇太子が着た実物のセーラー服があるそうです。
皇族が子供にセーラー服を着せたことで、ブームが爆発し庶民たちもこぞって真似して子供にセーラー服を着せるようになりました。
子供服特有の金具付けの作業にも皆苦戦しています。
初めての金具や工具って、youtubeやネットなどでやり方を見ながらでないと私もうまく出来ません。
そしてみんなから頼りにされるヒーローデビッド、周りの参加者に金具の取り付け方法を教えながら自分の作業も進めています。
参加者同士が協力するのはソーイング・ビーならではの微笑ましい光景ですね。
最下位はセリーナ。
子供服が得意なセリーナですが、今回は正確さに欠けてしまいました。
1位はデビッド。
人助けをしつつ仕上がりも完璧だなんて最高ですね。
リメイクの課題
枕カバーと子供服のトレーナー上下を使って仮装衣装を作るのが課題です。
セリーナは海賊の衣装を作るそうですが、なるほど確かに与えられたトレーナーの上下のカラーはワンピースのルフィっぽいですね。
スパンコールをボタン代わりに使うのも子供服ならではのアイデアです。
最下位はチネロ。
小さすぎてマネキンが着られませんでした。
1位はセリーナ。
型紙の課題では最下位でしたが海賊の衣装で見事挽回しました。
最後の課題
課題はプロムドレスですが、なんと参加者の知人や家族がモデルとして登場です。
最新のソーイング・ビーでは家族が登場するのは決まって最終回ですが、Season2の段階ではまだそうと決まっていたわけではないんですね。
全4回のSeason1で知人がモデルとして登場したのは最終回である4回目でしたし、この頃は4回目の恒例行事にするつもりだったのかもしれませんね。
参加者も随分と嬉しそうですし、ちょうどSeasonの真ん中で良い刺激になっていると思います。
プロムドレスとは、海外の高校生にとって一大イベントである卒業前のダンスパーティ(=プロム)で着るドレスのことです。
ティーンエイジャーが着ることやダンスが踊れることなどが審査の肝になりそうですね。
今回もチネロは型紙なし、フリーハンドです。
Season2はチネロが型紙を使うのか使わないのかも私にとっての毎回の注目ポイントです。
パトリックがメジャーでタマラのプリーツ幅を測って指摘していますがこれもソーイング・ビーの風物詩ですね。
今後のSeasonでもプリーツ幅に厳しいパトリックは何度も見られます。
さて7つのプロムドレスが完成しました。
ヘザーのドレスは透けるオーガンザの生地が重なっていてきれいですね!
色合いも素敵です。
チネロのドレスはまさしくチネロらしいゴージャスなドレスですね。
パトリックはすこしリボンがうるさいと言っていますが、今だったら大きなリボン大好きなエズメが審査員ですしこのリボンも好評だったのではないでしょうか?
リンダの赤いドレスも素敵です。
刺繍の入った布のチョイスも良いですし、なにより時間に余裕をもって完成させたのが素晴らしい。
優秀作品と脱落者
優秀作品はリンダのプロムドレスです。
モデルにばっちり似合ってましたし、ダンスをするにも良さそうです。
今回の脱落者は…、セリーナでした。
今までリメイクの課題で子供服を多数作ってきたセリーナですが、今週は実力を発揮しきれなかったようですね。
次回は扱いづらい生地である革に挑戦するようです。
次回はこちら。
それでは。
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