今日はフィンランドで買ったお土産をラトビアの空港で没収された話です。
アイスランドで買ったバターが没収されそうになった話はこちら。
北欧の南に位置するフィンランドとバルト海を挟んで向かいにあるエストニアやラトビアはニット大国です。
エストニア・タリンにはセーターの壁と言われるニット専門のマーケットがありますし、ラトビアのミトンの繊細な柄はそれぞれに意味を持っており贈り物に最適とよく言われます。
なので私もフィンランドのお土産屋さんで鉄製の編み針を買いました。
ニットの端処理をするときに使うような先の丸い太く短い針です。
鉄製なのでずっしりと重く、フィンランドっぽい柄が刻まれていて一目ぼれして買ったものでした。
他にもムーミンに登場するリトルミイ柄の小さなソーイングボックスや、シンブルなどを買いました。
手芸用品がお土産でたくさん買えると嬉しいです。
フィンランド・ヘルシンキの次に訪れたのはエストニアのタリンです。
ヘルシンキはフィンランドの南側の海に接しておりヘルシンキからタリンへの移動は船でした。
3時間ほどの航海でバルト海を渡ることができます。
エストニアの東にはロシアがあるので、並ぶお土産が一気にマトリョーシカなどロシアめいてきて隣国の大きさを感じました。
セーターの壁のニットは機械製の中国産やベトナム産などが多かったです。
エストニア・タリンの次に訪れたのは南隣の国ラトビアです。
タリンからラトビア・リガまでは飛行機で移動しました。
ラトビアのニットは手編みのものが多く、私は編み図や毛糸がセットになったミトン作成キットを買いました。
と3か国、フィンランドからエストニアを通ってラトビアまで旅行の軌跡をざっと紹介しましたが、問題が起こったのはラトビアの空港でロンドンへ帰るための飛行機に乗ろうとした時のことです。
着替えやお土産などを詰め込んだバックパックが保安検査場でひっかかりました。
そんな、今回はバターとか怪しいものは入っていませんよ?
しかし容赦なく保安検査員のお姉さんによってバックパックのジッパーは全開にされ、荷物のチェックが行われていきます。
センサーにひっかかったのはバッグの底の方だったので、ほとんど全部の荷物が取り出されてしまいました。
サイズに限りのあるバックパックに荷物を上手に収納するため、お土産はお土産でひとまとめにし、衣類は衣類で圧縮袋に入れて、液体類はすぐ取り出せるようにバッグの上の方に入れてと整頓していたのに…。
しばらくすると保安検査員のお姉さんは言いました。
「この袋に入っているのは全部お土産?」
そうです。
あ、お土産が引っ掛かったのならソーイングボックスの中の針かもしれない。
フィンランドで買ったリトルミイのソーイングボックス、中の針だけなら没収されてもいいですけどミイの書いてある外箱は返してください…、どうか…ムーミンのキャラの中でミイが一番好きなんです…。
そんな私の願いとは裏腹にお姉さんが取り出したのは、同じくフィンランドで買った鉄製の太く短いニットの端処理用の針でした。
「これね」
写真も撮ってなかったので、もう日記の中の雑なイラストでしか記録がありませんがこういうのでした。
え、でもそれ結構先が丸い針ですけど。
「金属製のはダメなのよ。没収ね」
ああ、そういえば!
思い返せばラトビアへ来る前のエストニアの空港、保安検査場入口にて「こういうものは持ち込めません」の展示のなかにニット用の金属棒針がたくさん並んでいました。
さすがニット大国だね~、飛行機の中で編み物したい人もいるだろうに保安検査場で針だけ没収されたら悲しすぎるし編んでる途中だったらほどけちゃいそうだねー。
なんて超他人事のように思っていましたが、まさか自分がひっかかるとは…。
フィンランドで買った針でしたが、フィンランド→エストニアは海路だったため荷物検査がなくひっかからず、エストニア→ラトビアの空港の保安検査場は偶然ひっかからなかったのでしょう。
フィンランドで気に入って買った編み針は、わずか翌々日に400㎞離れた先のラトビアの空港で没収されてしまったのでした。
ちなみにリトルミイのソーイングボックスはお咎めなしでした。
良かった…。
というわけで私もそうなのですが飛行機の中で編み物をして時間つぶしたい派の人たちは、金属針ではなく木製やプラスチック製の針を使用するのをおすすめします。
あともしフィンランドでおしゃれ金属編み針を買ったら、機内持ち込みではない方の荷物にしまっておくのをおすすめします!
気に入って買ったものが没収されるの、ブログのネタにはなりますが実際は結構ショックだったので…。
それでは。
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