今日はロンドンのプチプラ洋服屋で買ったダサセーターの話です。
ダサ(ダサい)セーターってご存知ですか?
またの名をアグリー(ぶさいく)セーター、アグリークリスマスセーターと言うそれはまるでおばあちゃんが孫や子供にプレゼントするようなカラフルすぎる色合いで、クリスマスツリーやサンタなどの派手な柄を編み込んだ悪趣味なセーターをいいます。
元々は親戚から貰った断ろうにも断れずしぶしぶ着るしかない恐怖の対象だったダサセーターですが、イギリスのコメディアンが着用していたことから「ダサかわいい」ものとして逆に人気に火がつき、一種のクリスマスの風物詩となったそうです。
そんなダサセーター、ジョークグッズとしてAmazonなんかでも買えますが私も1着イギリスで買ったものを持っています。
めちゃくちゃかわいくないですか???
主人からは「ダッッッッサ」とのひと言で片づけられたこのセーター、私にとってはとても気に入っている1着です!
このセーターとの出会いは、ロンドン、トッテナムコートロード駅すぐのプライマークでのことでした。
プライマーク-PRIMARKとは、イギリスの服飾品チェーン店です。
イギリス版しまむらと言えば聴こえが良いのですがしまむらと最も異なるのがさすがイギリス、安かろう悪かろうを地で行くので裁縫の甘さや生地の薄さには目を瞑ってね、その分安いんだからさというお店です。
このプライマーク、服屋ですが雑貨やコスメ、布団なんかも扱っておりクリスマス前にはクリスマスグッズも追加されさながらなんでも屋と言った感じです。
そんなプライマークのクリスマスコーナーにこのダサセーターはありました。
実を言うとこのセーターの隣にはもっと激しいグリンチ(イギリスでは有名な緑色のクリスマスの怪物。実写映画ではジム・キャリーが演じた)のダサセーターがありました。
グリンチ (2000) (吹替版)「グリンチ」オリジナル・サウンドトラックこの顔が一面に編み込んでありました。
それはさすがにビビッと来なかったので置いといて(これが商品として成立して売れるイギリスって国はすごい)、私はサンタクロースなくま柄のセーターに一目惚れをしてしまいました!
しかしこのセーター、メンズサイズしか展開がなかったんです。
日本であればメンズサイズでもあえてダボっとさせておしゃれに着られますが、ここはヨーロッパ、人々の体格ももちろんヨーロッパサイズです。
メンズサイズはとても大きくて着られません。
タグを見るとどうやらキッズサイズも展開としてありそうです。
キッズサイズならおそらくちょうど良いのでは…?
そう思い山のように積まれたセーターを漁ったのですが、売り切れてしまっているようで見当たりません!
店員さんに聞くと「在庫がある時はあるから何度か来い」とのことなので通いました…、プライマークに…。
幸い何度目かにしてキッズサイズに邂逅し、無事買うことができました。
サイズもピッタリでした。
セーターに限らず、ヨーロッパで服や靴を買うときはキッズサイズを探すのは実は賢いやり方です。
ヨーロッパの子供がそもそも体が大きいので日本人の体格にピッタリですし、同じブランドのものでもキッズサイズの方が圧倒的に安いのでデザインさえ許容できればとてもお得に買い物ができます。
逆に成人用の服だと一番小さいサイズでも、ぶかぶかなことが多かったです。
お気に入りのダサセーター、今でもたまにコートの中に着ています。
コートを脱ぐ時は少し、いやとても勇気がいりますがクリスマス前にしか着られないアグリークリスマスセーター、みなさんも是非一着いかがでしょう?
Aiweijia 女性レディースクリスマスデイロングスリーブラウンドカラースウェットプリントパターンプルオーバークリスマスセータースウェットルーズちなみにひと用だけでなくペット用のダサセーターも存在します。
これはアクセサリーショップで見かけた犬用ダサセーター、我が家では抱き枕のしろくまが着ています。
それでは。
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