今回はロンドンにあるクリスマスツリーだらけのパブ、チャーチルアームの話です。
イギリスおけるパブとはパブリックハウスの略であり、ビールなどのお酒や食事を楽しむことのできる場所です。
店によってはホテルを兼ねているところもあり、パブでビールと夕飯を楽しんだ後そのまま宿泊、起きたら朝食を食べることも可能だったりします。
ビールはコップ1杯を1パイント(=568ml)とし、たいてい半分のハーフパイントから注文できます。
1パイントは日本人にとってはかなり多く十分酔っぱらえる量なので、お酒に弱かったりこのあと用事があるという方はハーフパイントがおススメです。
お酒はビールが中心ですがそのほかには果実の発泡酒であるサイダーや、ビールをレモネードなどのジュースで割ったシャンディも提供しています。
私はシャンディが好きでよく飲んでいました。
日本だとビールをジンジャーエールで割ったシャンディガフが有名ですが、イギリスのシャンディは普通レモネード割りです。
またサイダーも日本のサイダーとは全く別物で、日本でいうシードルがイギリスのサイダーにあたります。
お酒を提供するパブですが、その営業時間は普通の飲食店同様朝から夜までやっています。
お酒を頼まずに食事だけ楽しむことも可能ですし、昼休憩にちょっと1杯をしているサラリーマンの姿をよく見ました。
日本では考えられませんね。
パブに限らずイギリスで飲み物に水を貰う際は、「タップウォーター」と言うと良いです。
タップとは「蛇口」のことであり、イギリスの水道水は飲めるので無料のコップに入った水を貰うことができます。
そのまま「ウォーター下さい」と言うと、栓のされたペットボトルや瓶に入った有料の水が出てきます。
このペットボトルの水もスティルなら普通のミネラルウォーターで、フィジーなら炭酸水になります。
硬水の炭酸水になるので、日本人にとっては少し馴染みのない味です。
パブの支払い方法は注文時に、現金またはカードで行います。
伝票を貰って後でまとめて、ではないので追加でビールや食事を頼む場合もその都度払います。
とここまで一般的なパブについて述べてきましたが冒頭で述べた通り今回のメイントピックは、実にクリスマスらしいパブについてです。
映画「ノッティングヒルの恋人」で有名なロンドンはケンジントン、ノッティングヒル駅から南に行ったところにその緑色のパブThe Churchill Arms‐チャーチルアームはあります。
5ポンド札の肖像でもあるイギリスで最も偉大な政治家とされるウィンストン・チャーチルゆかりのパブだそうですが、ここが一種の観光地として有名な理由はチャーチルではなくその外観にあります。
一見何屋かわからない田舎のびっくりドンキーかテーマパークのアトラクションみたいなこのパブはクリスマスシーズン以外は草花、クリスマスシーズンにはクリスマスツリーが建物外観に無数にくくりつけられています。
私が行ったのはクリスマスシーズンでしたので、写真もクリスマス仕様のチャーチルアームになります。
店の中もこれでもかと装飾がされ、サンタクロースやらトナカイやら所狭しと並んでいます。
もちろんパブなのでキラキラのクリスマス装飾の中でビールや食事を楽しめます。
ノッティングヒル駅の北には、ロンドンで最も有名で大きな蚤の市ポートベローマーケットが行われるポートベローロードがありますので、そこを訪れた帰りにこの賑やかなパブで一息つくのがおすすめです。
それでは。
ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 (字幕版)
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