今日はイギリス、ロイヤルメールの郵便転送サービスの話です。
ロイヤルメール絡みの別の話はこちら。
引っ越しをした際にする手続きの一つに、郵便転送サービスがありますよね。
引っ越し前の住所に届いた郵便物を、引っ越し後の住所まで転送してくれる日本郵便の無料サービスのことです。
同様のサービスはイギリスの郵便局であるRoyal Mailにもあるのですが、なんとイギリスの郵便転送サービスは有料です。
値段は3か月で33.99ポンド、12か月で68.99ポンドします。
この値段はイギリス国内間での転送の話で、国外への転送となると3か月で120.99ポンド、12か月で249.99ポンドもします!
なので私はイギリスから日本へ引っ越す際、特に転送が必要な書類もなかったのでこのサービスは利用しませんでした。
さすがに値段が高すぎるのでこの転送サービスを利用するくらいなら、きちんと住所変更や解約などの手続きを済ませておけば良い話ですからね。
しかしこの転送サービス絡みで困ったことがありました。
それはイギリスに住んでいた1年の間ずっと、過去に同じ住所に住んでいた人たち宛ての郵便が届いていたことです。
それも1つや2つではなく、5人分の違う苗字の郵便が我が家には届き続けました。
つまり自分達自身宛て、前の住人宛て、その前の住人宛て、さらにその前の住人宛て、さらにさらにその前の住人宛ての郵便です。
日本で自分より4代も前の住人の存在を認識することなんてあります?
イギリスではありました。
自分宛じゃない郵便が届くわけですから、煩わしいったらないです。
前の住人たちがちゃんと転送サービスを利用してくれていれば済む話ですが、値段が値段なだけに利用しない人は多いんだと思います。
さて、もしイギリスで自分の住所に自分宛じゃない郵便物が届いたらどうしますか?
もちろん捨ててしまってもいいと思います。
転送サービスや住所変更をしていないのはその人の責任です。
そういった郵便物のほとんどは重要書類ではなく単なるDMなことが多いですしね。
しかしDMであっても他人宛ての郵便物を勝手に処分するのはちょっと気が引けますよね?
なのでRoyal Mailのホームページにある対処法も紹介します。
それは住所にバツ印を付け、”Not known at this address.(=この住所にその人はいません)”もしくは”No longer lives here.(=もうここにその人は住んでいません)”と書き添えてポストに投函するだけです。
“Return to sender.(=送り主へ返送して下さい)”と書き添えても良いでしょう。
するとロイヤルメールが可能な限り送り主に返送してくれるそうです。
もちろんこちらには余計な料金などはかからないので、ちょっとの手間をかけるだけで以降同じ送り主からの間違い郵便は来なくなるかもしれません。
もっともこれが何通もとなると結構めんどくさい作業になったりするのですが。
しかしまあ4つ前の住人の郵便物が来るなんて、いったいその人は何年前に住んでいた人なんでしょうね。
そんな昔の住人の郵便物がいまだに届いていたあたりから察するに、転送サービスを利用しないだけでなく、送り主に返送する手間も惜しんで自分宛じゃない郵便物は即ゴミ箱行きで済ましてしまうのがイギリス人流なのかもしれません。
それでは。
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