今日はロンドンで感じたチャイニーズゾディアックの話です。
2023年である今年は兎年であり、新年と共に多くのうさぎや、うさぎ耳をつけたキャラクターや、バニーガールなどのうさぎにまつわるイラストがSNSに投稿されていました。
そんな数々のイラストと共に、このようなツイートも回ってきました。
「海外圏では、毎年決まった動物のイラストばかり流れてくるアジア圏のこと、どれだけ奇妙に映ってるんだろう?」
おおよそこんな内容です。
確かに、ネズミが一番で、次が牛で、最後が猪と脈絡なく動物が並び、途中には架空の存在であるドラゴンも出てくるし、その順番決めはかけっこで行ったなんてお話は、馴染みのない国の人々からするとずいぶんと奇妙に見えそうです。
ですが、私がロンドンにいて感じた限りでは、意外と干支ってヨーロッパでもメジャーな存在でした。
干支は、英語ではチャイニーズゾディアックと言います。
ゾディアック=12星座の中国版で、ヨーロッパでは占いなんかに使われるモチーフといった認識をされているそうです。
私がこのチャイニーズゾディアックをヨーロッパで見かけたのは、空港とロンドンにある中華街でのことです。
旧正月、日本人の思う正月からはだいたい1か月ほどずれたこの時期になると、中国への、もしくは中国からの観光客向けの特別な飾り付けがされる空港があるのです。
ロンドンにある大きな中華街も例外ではなく、その年の干支をモチーフにしたカラフルな飾り付けが多くされていました。
こんな感じで、海外圏であってもチャイニーズゾディアックとして干支を目にする機会は意外と多かった、というのが私の印象です。
まさかヨーロッパでも干支の動物を目にすることができるなんて、と私も当時はとても驚きました。
ただ一点、決定的に日本の干支とは違う点があります。
それはチャイニーズゾディアックにおいて干支の12番目「猪」はイノシシをさすのではなくブタをさすということです。
私がイギリスで新年を迎えた2019年はまさしく亥年であり、中華街の飾りも当然ブタだらけ。
ブタ年ってなんだかしまらないなあなんて思ったのでした。
それでは。
COMMENT