※ガラスの眼の60cmドールの話です。写真もあります。ドールが苦手な人はブラウザバック推奨です。
今日は16番目あたりに作ったドールの衣装の話です。
前回はこちら。

エンドオブマッドドッグとは
スマホアプリミリシタにて楽曲World Changerと共に連動ガシャで追加された菊地真ちゃん専用衣装です。
投票企画の報酬楽曲及び衣装であるため、役名が「ベルベット」であることと役柄が「アウトレイジ軍の特攻隊長。圧倒的な強さを誇る」ということは事前に分かっていたものの、どんな衣装が来るのかは全くの未知で真ちゃんのプロデューサーさんたちはスカートかな?ドレスかな?戦闘服かな?といろいろ想像しながら待っていたことと思います。
実際にお披露目された衣装や世界観はエナメル!アシメ!ヘソだし!セクシー!世紀末!って感じで、今までにない雰囲気でありつつ真ちゃんのカラーや求めていた強キャラ感がマシマシで、「これが…ベルベットさま…!」と私は大変震えました。
CDにはかなりボリュームのあるボイスドラマも収録されています。
ベルベットさまの実際の活躍っぷりやソロパート中心の珍しい構成の楽曲は是非CDを聴いてみてください!
生地

使った生地は黒エナメル、金エナメル、紫合皮、茶色ベロアと特殊生地まみれです。
本当は名前の通りベルベットを使いたかったんですが扱いやすさやしっくりくる色の布があったのがベロアだったのでこちらを使いました。
これらの布は京都の推し手芸屋ノムラテーラーで買いました。
ノムラテーラーは特殊生地含めて生地の取り扱いがめちゃくちゃ豊富なので京都で布探しする際は是非行ってみてください!

エナメル生地や合皮というのは取り扱いが難しい布です。
穴が空いてしまうと元には戻らないのでまち針×縫い直し×、アイロンで簡単に溶けるので高温×、さらに伸びない・固い・滑って縫いづらいなどなど厄介な点は盛り沢山…。
エナメルや合皮はミシンで縫う際に専用のおさえが必要なくらいですからね。
縫い直しが出来ないのでほとんどすべてのパーツでシーチングを使った仮縫い↔︎型紙修正を繰り返してから本番の布を使って本縫いしています。
その甲斐あってかジャストサイズに作ることが出来たのですが、弊害というかなんというか脱ぎ着せが大変で膝や肘の関節はあまり曲げられません。
バックル

この衣装のもう一つの特徴として、大量のバックル留めが挙げられます。
大きい方で内径9mm、小さい方で内径5mmとかなんですが、このサイズのバックルはなかなか売っていません。
私もこの小さなバックルを探すのに結構苦労しまして…、たどり着いたのは楽天市場でした。
カラーも金・銀・金古美と3色展開で嬉しいです。
バックルに通す細いベルトももちろん全部手作りで、細く切った合皮を内側に折り返して裁ほう上手(手芸用ボンド)で貼り合わせて作っています。
左足

うーんセクシー。
合皮で出来た吊りズボンです。
ベージュの部分はストッキング生地、ちらりと見えるレースは手持ちのレースを世紀末っぽくくすんだ色に染めて使っています。
足首の盾飾り

金色エナメルを縫ったり貼ったりして作ってます。
エナメル生地はほつれないので、切りっぱなしのまま装飾できます。
右足

膝当てつきエナメルズボンです。
ツヤツヤピカピカ。
ピッタリすぎて実は足首パーツ取らないと脱ぎ着できません。
後ろ姿

腰と左肩の2箇所のマントですが模様は刺繍ミシンで行い、腰のマントの方のみ模様の内側をくり抜いて穴を開けています。
マント縁の飾りは金色エナメルです。

切りっぱなしだとどうしても白い生地の断面が見えてしまうので、そういうところは金色マーカーで塗って隠しています。
イヤリング

なんかちょっと変わった感じにしたかったので、100均で買ってきた金色の透かしパーツをニッパーでジョキジョキ切ってダイヤ型にしたやつを使ってます。
イヤリングパーツはいつものこれです。
さいごに

「近未来アウトサイダー」というお芝居の衣装という設定なだけあって、私も映画や舞台の衣装作成にしか使わないような布を使って作ってみました。
ピカピカツヤツヤな衣装はなかなか写真映えが良くて結構満足しています。
さて昨日8月20日にはこの衣装の楽曲であるWorld ChangerのCDのリリースイベントが行われました。
CD発売から3年弱経ってのやっとの開催で、幸運にもチケットをゲットすることが出来たので私も行ってきました!
菊地真ちゃんの声優である敬愛する平田宏美さんは残念ながら欠席でしたが笑いあり涙ありでとても充実した時間を過ごすことができました。
平田さんがカブトムシのカブ子をお世話しているという情報も飛び出したり…。
リリースイベントもひとまず今回で一区切りであり今発売中のCDシリーズには抽選用のシリアルなどは入っていないので、早くコロナが落ち着いてまたこのような演者と観客の近いイベントが開催できる日が来るのを祈るばかりです。
次回はこちら。

それでは。

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