リボン刺繍のはなし

作ったもののはなし
作ったもののはなし

今日はリボン刺繍で作ったもののはなしです。

私とリボン刺繍の出会いは、映画「下妻物語」でした。

茨城の下妻という田舎にすむロリータファッション好きな主人公・竜ヶ崎桃子(演・深田恭子)が、ヤンキー少女白百合イチゴ(演・土屋アンナ)と出会いなんやかんやありながら友情を育んでいく…という2004年公開の映画です。

とても面白くロリータファッションをはじめとする美術がすごく良いので、ぜひ見ていただきたい作品のひとつです。

この作品の中では、2つの刺繍というテーマが大きく扱われます。

1つはヤンキー少女イチゴが着る特攻服への刺繍。

背中にでかでかと金糸や銀糸で施される文字の刺繍です。

もう1つは主人公桃子がロリータブランド、BABY, THE STARS SHINE BRIGHTから依頼されて仕上げるワンピースへの刺繍。

この後者の、ワンピースへの刺繍がリボン刺繍でした。

桃子が一針一針仕上げていく綺麗なバラのリボン刺繍はとても繊細で、あっと言う間に私の心を掴みました。

リボン刺繍は、その名の通りリボンを使って施す刺繍のことです。

刺繍糸を使った刺繍とは違いリボンそれ自体が厚みや硬さといったボリュームを持っているため、リボン刺繍は立体感のある仕上がりになることが多いです。

難しそうに見えますが、リボンとhow-to本さえあれば他の手芸と同じようにはじめることができます。

私のお薦めはずっと使っているこの本です。

優しいリボン刺しゅう

これ1冊あれば基本の玉結びから実際の刺繍まで幅広く学ぶことができます。

リボンも基本的にリボンであればなんでも刺繍は可能ですが、MOKUBAのリボンが一番使いやすく色数も豊富で仕上がりも安定してかわいくなるので私はこればかり使っています。


ここからは私の作った作品をいくつか紹介したいと思います。

紫のスカートへのバラのリボン刺繍

これはお気に入りのANNA SUIの紫のスカートに、洗濯しても消えないシミがついてしまったのを刺繍で隠してあります。

先に挙げた映画「下妻物語」の桃子も、お気に入りもボンネット(ロリータファッションの帽子のようなもの)に開いてしまった穴を、刺繍でオシャレに繕ったことがワンピースへの刺繍を依頼されるきっかけでした。

この刺繍をしながら映画とそんな桃子のことを思い出しました。

結婚式のウェルカムクッション

サイドの草花の刺繍がリボン刺繍です。(中央部分の文字は刺繍ミシンです)

結婚式ではこのクッションと一緒に、手作りのウェディング衣装(実際に着たもののミニチュア)を着たウェルカムベアーも飾っていたのですがそれの紹介もいずれ出来たらと思います。

ドール用リボン刺繍ワンピース

1/3サイズのキャラクタードールのドレス作りが趣味なので、そのキャラクターの誕生日の記念に作ったものです。

ワンピースにお花が咲いているイメージで作りました。

ワンピース自体のパターンもドールのボディにピッタリになるよう自分でひいてあります。

これは今年の夏、つまり出産後の作品です。

日々の子育てのストレス発散のため、子供が寝た後の時間を使って直径30cmの刺繍枠埋めるぞ!と意気込んでやりました。

やりすぎた気もしなくはないですが、ここが刺繍少ないかな?このステッチで埋めよう!次はここを…と繰り返し次第に余白がなくなっていくのは大変気持ちの良いものでした。

ドールとドレスの作成風景はツイッターで公開しているので、気になる方はそちらも見ていただけたら嬉しいです。

ゆかかさん (@yyyyk_min) / Twitter

それでは。

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