今日はロンドンの一番有名なシェアバイクの話です。
ロンドンでは至る所でこんな駐輪場を見かけます。
これはシェアバイクの駐輪場で、14歳以上であれば誰でも使うことのできる自転車です。
Santanderと書いてありますが人々は皆これを「ボリスバイク」と呼びます。
ボリスというのは現イギリス首相のボリス・ジョンソンのことです。
彼はかつてロンドン市長だったのですが、その時行ったロンドンオリンピックに向けたsustainable- 持続可能施策の一つがこのボリスバイクです。
ボリス・ジョンソン自身が大の自転車好きで、スーツ姿にヘルメットをかぶり自転車通勤している写真も山ほど出てくるので是非見てもらいたいのですが、ロンドンオリンピックが終わりボリス・ジョンソンが英国首相になった今もボリスバイクは残りロンドンの人々の足となっています。
借り方は駐輪場の端末を操作し、クレジットカードかロンドンのバスカードであるオイスターカードで支払いを行います。
料金は30分借りる毎に2ポンドです。
駐輪場は至る所にあるので、体力があればロンドン観光をする際の良い足になるでしょう。
それこそハイドパークの中にもあるので、広大なハイドパークをこの自転車で気持ちよく走っている人を良く見かけました。
歩道の横に車道があるような一般道の場合、ロンドンでの自転車の走行場所は車道です。
なので車と同じようなスピードで走ってくる自転車もいてちょっと怖かったです。
ロンドンにはボリスバイクの他にもシェアバイクが多数あります。
どれもだいたい借り方は同じで、スマホとクレジットカードがあれば借りることができます。
逆に個人の持ち物の自転車が駐輪されている様はあまり見ません。
なぜなら日本と同じような感覚で自転車を停めていると、たとえ鍵をかけていても高確率で盗まれるからです!
ちょっとした工具があれば外せるような簡単な鍵しかついてないのであれば、それは盗んでくださいと置いてあるのと一緒。
なのでロンドンの人々は帰宅した際は家の中まで自転車を持ってあがりますし、やむを得ず外に停めなければならないときはそれはもうゴツいチェーンでガードレールにぐるぐるに巻きつけます。
さて私はというと、このボリスバイクを借りたことが一度もありません。
その理由は、恥ずかしながら…足が届かなかったからです…。
一般イギリス人の平均身長からほど遠い150センチちょいの日本人女性では、サドルをめいっぱい下げても乗れませんでした。
ハイドパークでアジア人観光客らしき女性が借りる前にまたがってみてそのまま借りずに去って行った光景を見かけたこともあるので、たぶんこれくらいの身長の人にとってあるあるな悩みなんだと思います。
しかしイギリス人にとっては到底理解できない悩みのようで、「イギリス来たならボリスバイク乗った?」などと聞かれても「乗れなかった…、身長足りなくて…」と答えるしかありませんでした。
幸いにもロンドン市民の足は他にもチューブと言われる地下鉄と、有名な赤いロンドンバスがあるので特にこれと言って困ったことはありませんでした。
負け惜しみじゃないです。
この記事を書きながら主人にボリスバイクの感想を聞いたら、「何回も乗ったじゃん?楽しかったよ。あ、足が届かなくて乗れなかったんだっけ?」と返されました。
そうですよ!
それでは。
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