今日は前回アリが脱落して7人になったソーイング・ビー、リサイクルをテーマとした対決の感想です。
(11)「ボマージャケット対決」前回の感想はこちら。
型紙の課題
はじめの課題はボマージャケット。
フライトジャケットやスカジャンというとイメージしやすいかもしれません、戦闘機乗りが着るようなジャケットのことです。
布のかわりに棚一杯の古着を4着まで使って作れとのこと、生地を大きくとれるダボっとした服やスカートを選ぶとよさそうな気がします。
イギリス人は、古いものを直して使うことを大切にする人たちです。
日本のような自然由来の災害がめったになく、またかつての戦争でも本土が焼野原になることがあまりなかったため、街には古い建物がずっとそのままの姿で残っていますし、新しく建物を建てる際も保存していた古いレンガをなるべく使います。
そのため、建物の右と左でレンガの色が全く違うということもよくあり、見る人が見ればどの時代のレンガなのかはっきりとわかるそうです。
洋服のリサイクルにも熱心で、古着の蚤の市はもちろん、寄付することで必要としている人に着てもらおう、という慈善団体も存在します。
雑貨や家具のアンティークの蚤の市も各地で毎週毎日のように開かれています。
この大量生産大量消費の時代であっても、古いものに価値を見出す人は大勢いて、新しいものを買って使うのではなく、古くて歴史のあるものを時には直して、時には傷をそのまま愛で、大切にずっと使い続けるのです。
リサイクルというテーマは実にそんなイギリスらしいと言えます。
閑話休題、皆女性用の小さい服から布を切り出すのに苦戦していますが、そんな中マットの縫い目やファスナーを気にせず布をとるというのは良いアイデアですね!
古着から作ったリメイクらしさが全面に出るので、テーマにもぴったりですし審査員の評価も高そうです。
また、テレーズは着物から生地をとったそうです。
こちらも賢い!
まさしく「仕立て直し」ですね。
マットはファスナーつけに苦戦しています。
ファスナー私も嫌いです…。
ドール服でいつもスナップを使っている弊害ですね。
スナップですませたい気持ちすごくよくわかります。
ファスナーの高さが左右で合わないのもあるあるすぎて…。
かつては古着で紙を作っていたんですね…、コットンやウールなど自然素材の生地がメインだったからでしょうか。
さて、ボマージャケット完成です。
マークの緑をベースとした色と柄の合わせ方おしゃれで好きです!
リズのジャケットの色合いも好きです、ティーンのロック好きな男の子が着てそう。
マットはやはり生地の取り方が褒められていますね!
最下位はピーター、襟の高さがあれだけ違っていれば仕方ないですね…。
1位はマークでした!
リメイクの課題
次のリメイクの課題はランドリーバックから洋服を作れというものです。
こんなシャカシャカの素材から服を作れだなんて、リメイクチャレンジどんどん審査員の無茶振りがひどくなってません?
私だったらアイドル衣装みたいなボリュームスカートを作るかな…、形もしっかり出そうですし。
生地を花びら状に切って重ねて、お花のスカートなんかもいいかもしれません。
推しのリズもスカートを作っていますね、丸いボリュームスカートを作るそうです。
と思ったらファスナーがすっぽ抜けてしまい、見てる私も悲鳴を上げてしまいました。
よくやりがちな失敗ですよね、リズは新しくファスナーを付け替えてうまくリカバリーしました、良かった。
マークがこの短時間で奇をてらわずかなりしっかりしたトレンチコートを仕上げてきてびっくりしました。
一色でまとめて普通にオシャレです、雨の多い(そして傘はささない)イギリスらしいリメイクです。
しかし審査員からは、「面白みにかける」となかなか厳しい評価…。
ピーターはマネキンに合わせたウエストのシルエットとボリュームのあるスカートの独創性がとても評価されています。
ピーターはこういった、マネキンに着せながら作る洋服が得意なんですね、漫画「海月姫」の中のドレスづくりを思い出しました。
気になる順位は来週の発表です。
次回は「ニットワンピース対決」、古着のニットをカットソーして作れだなんてこれまた無茶な…。
とても楽しみです。
次回はこちら。
それでは。
ソーイング・ビーは過去の大会の字幕版がAmazon Prime Videoで視聴できます。
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