ソーイング・ビーSeason1 第4話 感想

ソーイング・ビーのはなし
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今日はソーイング・ビー決勝戦の感想です。

ソーイング・ビーSeason1から4はAmazon Prime Videoで視聴可能です。

ソーイング・ビーSeason1(字幕版)

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ソーイング・ビーSeason1 第3話 感想
今日はソーイング・ビー準決勝の感想です。ソーイング・ビーSeason1(字幕版)ソーイング・ビーSeason1から4はAmazon Prime Videoで視聴可能です。前回はこちら。...

決勝戦に残ったのはアン、ローレン、サンドラの3人です。

最年長で経験も豊富なアン、最年少ながらソーイング歴の長いローレン、娘のために長年服を作ってきたサンドラのうちいったい誰が決勝戦を勝ち残るのでしょうか。

型紙の課題

課題は紳士用のシャツです。

メンズのシャツは私も作ったことがありますが、もーとにかくパーツが多くて大変でした。

ヨークってなに?

なんで何枚も重なってるの?

ここ頑丈な必要ある?

襟だけで一体いくつのパーツ使うつもり?

アンの言うようにカフス部分がシンプルなのが唯一の救いだと思います。

ローレンが裁縫で身を立てようとしていると紹介されましたが、この後実際にソーイング教室の先生になっていたはずです。

イギリスには個人経営のソーイング教室がいくつもあって、私も数回ですがロンドンの北の方のワークショップに通っていました。

シャツの特徴といえばたくさんボタンホールがあることですね。

ボタンホールはミシン付属のボタンホール用押えを使って簡単に作ることができます。

ボタンホール自体は簡単に作れるのですが、問題はその位置とやり直しの難しさです。

隙間なくミシンで縫うことでボタンホールを作っているので、間違えたからと言ってほどくのは結構大変な作業になります。

ボタンホールの位置も均等にバランスよくつけなければなりませんし、一番上のボタンホールのみ90度向きが違うのでそこも注意しないといけません。

ミシンでボタンホールの枠を作ったあとリッパーやはさみで切り開くことでボタンが通る穴をあけるのですが、ここまでくるともうやり直しは不可能なので慎重に行う必要があります。

穴が開いた布を塞ぐことは不可能ですからね。

さて紳士用シャツが完成しました。

一目見て分かるほどアンのシャツが抜群にきれいです。

ボタンが一つも浮いていなくてまるで既製品のようです。

結果は3位はローレン、袖がうまく収まりませんでした。

1位はやはりアンです。

リメイクの課題

課題はグレーのがま口バックを手縫いのみでリメイクすることです。

ミシンは使用禁止!

私だったらリボン刺繍でお花を咲かせて飾り付けたいなあ。

大きなものをリメイクするよりこういう課題の方が私は好きです。

しかし最近のソーイング・ビーではこういう課題はもうなくなってしまったので悲しいです。

アンの行っているコーチングステッチとは、少ない手数で大きな模様を描くことのできる割と簡単な刺繍方法です。

こんな感じ

布の上に太めの糸やコードを置き、それを部分部分縫い付けることで模様を作ります。

全ての個所を縫うわけではないのでそんなに大変ではないですし、ベースの糸自体にハリがあるので曲線をきれいに描くことができます。

一方ローレンのスパンコールステッチはとても時間がかかります。

一針縫うごとに針にスパンコールやビーズを一粒一粒通さないとならないので、非常に手間のかかる刺繍方法です。

アンのように数か所程度であればそこまで大変ではないでしょうが、スパンコールステッチのみで模様を描いたりラインを引くというのはかなり時間がとられる作業です。

ここまでの結果が奮わず泣いてしまったローレンをアンが励ますシーンがありました。

参加者同士が時に教え合い、励まし合うのがソーイング・ビーのよいところですよね。

最後の課題

最後の課題は参加者の家族や友人がモデルを務めます。

今となってはもう恒例行事なのでサプライズではなくなってしまいましたが、参加者が驚き喜んでいる初回の大会を見るとこの試みは非常にナイスだと言えますね。

ローレンがお姉さんに会えたことで気持ちを良い方に切り替えられて良かったです。

ローレンが推しなので。

課題はイブニングドレスです。

最後の課題がイブニングドレスなのもいまとなってはもう恒例ですね。

アンはしつけ縫いにとても時間をかけています。

しつけとはミシンで本番縫いをする前に行う仮縫いのことです。

時間もかかるし大変なので、家庭科の授業でやった以来もうやってないよって人も多いのではないでしょうか?

かくいう私もその1人ですが、しつけ縫いをした方がより正確に丁寧に縫えるのは確かです。

アンだけ洋服の作り方がテイラーの工程と同じで、ガチなんですよね。

難しいレースの柄合わせも見事にこなしていますし、やはり経験値がものを言いますね。

アンはファスナーも手縫いでつけていますが、ファスナーの手縫いは私もよくやります。

しっかり縫い付ければ頑丈につきますし、ミシンで縫うよりもゆっくり丁寧にできるのでおすすめです。

さて3着のイブニングドレスが出来上がりました。

サンドラの青いイブニングドレスは、難しい生地をうまく扱った素敵なロングドレスです。

三つ折り端ミシンがきれいですごいと思いました、私は三つ折り端ミシン苦手なので…。

しわが寄ってしまった点が少し残念ですね。

アンのドレスは青いベースの生地とレース生地が2重になったシックなドレスです。

パトリックの言うように文句の付け所の無い出来です。

レースの柄合わせなんて大変な作業、私だったら途中であきらめてしまうかも…。

ローレンのドレスはパーツを何枚もつなぎ合わせた複雑な構造のゴールドのドレスです。

ゴージャスですね~~~!!

パトリック曰く細かく気になる点はあるがやはりスパンコールのゴージャスさで打ち消されるとのこと。

ローレンが実力を発揮できて良かったです。

結果発表

恒例である過去の脱落者たちも会場に戻ってきて、いよいよ結果発表です。

記念すべき初回のソーイング・ビー優勝者は…、アンでした!

やはりというかなんというか、一人だけレベルが違いましたからね、納得の結果です。

その技術の高さはパトリックが雇用したいと思うほど。

参加者たちのその後が語られ、ソーイング・ビーSeason1は終了です。

これから長寿シリーズになっていくソーイング・ビーは、初回シーズンからもうほとんど今と変わらない完成された形式になっていたんですね。

いやー面白かった。

こんな感じでSeason2の感想も次回から書いていきたいと思います。

それでは。

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