英語での「飲食の持ち帰り」の言い方のはなし

英語のはなし
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今日は飲食の持ち帰りという意味の英語についてです。

ところでGo Toキャンペーンってあったじゃないですか。

当ブログはどうやら日本国外から見てくれている方が多いようなので説明しますと2020年に実施された、コロナ渦で死にかけている観光産業を救うためホテルの宿泊費や観光先での買い物に日本政府が助成金を出して観光促進をしようとしたキャンペーンのことです。

因果関係は不明ですが案の定というか直後に感染爆発が起きたため現在は休止中で、いずれまた近いうちに再開するらしいですがはたしていつになるのやら。

私はというとGo Toキャンペーンの時期は抵抗力の落ちる妊娠期間真っ最中でしたので、ずっと家に引きこもり生活を送っておりキャンペーンの恩恵には全くあずかれませんでした。

そんな「Go To」キャンペーンですがその名前がニュースなどで取り上げられ始めたとき、私にはひそかなもやもやがありました。

名前がややこしすぎる!!!!

というのも英語で飲食の持ち帰りのことを“To go”と言うんです。

日本語ではテイクアウトと言いますね。

コロナ禍で多くのお店が参入することになり、こちらもやはりニュースで多く取り上げられました。

このテイクアウト、英語にするとtake outですか?

これイギリスで言ってもほとんど通じません。

イギリスで食事を持って帰りたいときは”take away”もしくは”to go”と言います。

うっかり日本の感覚で「テイクアウト」と言ってしまい店員さんにハァ?という顔を返され、慌てて”To go, please.”と言い直したことは数知れません。

なので、”To go”ですでに持ち帰りという意味の英語があるのに、それを反対にした和製英語「Go To」を作ってそれがさらになんでお外に行こう!の意味になるんだろう?

なんかもっとこう、別のワードのチョイスとかできなかったのかな…、なんかムズムズするわ…と勝手に一人でモヤっていたわけです。

実際初期には何回かトゥーゴーとゴートゥーを言い間違えましたし。

日本ではさらに外食推進として、「Go To Eatキャンペーン」も行われていたわけですがこれもなんだか気持ちの悪い英語です。

英語の先生ではないのでどこがどうとは具体的には言えませんが、実際ネイティブからしても間違ってはいないが使わない表現のようです。

ちなみにイギリスでは同様のキャンペーンを”Eat Out Help Out”と銘打って行っていました。

“Eat Out Help Out”と言われても日本人にしっくりこないのは確かですがやはり「Go To Eatキャンペーン」もなんかもっと他に良いワードなかったのかな…?と思ってしまいます。

じゃあ代わりにどんなワードが良いかと言うと、普通に「観光促進キャンペーン」とか「外食推奨キャンペーン」とかそういうので良かったんじゃないでしょうか?

キャッチーな感じを出すためかもしれませんが、わざわざ英語を使わなくても良かったと思います。

ちなみにイギリスでは店内飲食と持ち帰りで値段がかなり違います。

日本のような2パーセント程度の差ではなく、2割近く値段が変わってくるので持ち帰りできるものは持ち帰る方がお得です。

これはドイツのスーパーのTo Goコーナーで買ってホテルに持ち帰って食べたご飯

それでは。

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