今日はイギリス人は”How are you?”って本当に言うよって話です。
学校の英語の授業で数えきれないくらい言わされた挨拶の会話と言えば
“Hello! How are you?”
”I’m fine thank you. And you?”
ですね。
英語の授業のたびに繰り返し言わされてきたこの決まりきった定型文、学生時代には「今後の人生で使うことあるんだろうか…?」と正直思っていましたが、その機会は思ったより早くやってきました。
なんとこれ、イギリスではめちゃくちゃ使います。
出会う人、出会う人、みんな開口一番「ハローハウアーユー?」です。
学校の授業で飽きるほど聞いてきた定型文があまりに普通にイギリス人の口から飛び出すもんですから、「この文章って本当に使うんだ…」と戸惑ったことは数えきれません。
さて「ハウアーユー」と調子を聞かれたらなんと返しますか?
“So so.(それなりよ)”でも”Fine.(良いよ)”だけでも”Not bad.(悪くないよ)”でもなんでも良いんですが、悲しいかな我々日本人、咄嗟に出てくるのは「アイムファインセンキュー、エンドユー?」です。
繰り返し学校の授業で言わされてきた賜物というかなんというか、自分の体調が別にfineでなくても、相手の体調を特別知りたいわけでなくても、口から反射的に出るのは「アイムファインセンキュー、エンドユー?」なんです。
この条件反射に拍車をかけているのが先程の「マジでイギリス人ってハローハウアーユー?って言うんだ!!」という謎の感動で、頭のキャパシティをそれに使っているとなおさら「アイムファインセンキュー、エンドユー?」しか出てきません。
そして咄嗟に返事を返せたことに安堵しつつ、結局定型文しか返せなかった自分に情けなくなるわけです。
ちなみにこちらが「ハローハウアーユー?」と聞いた場合にイギリス人も普通に”I’m fine thank you. And you?”と返してきたことがありました。
突然の定型文返し&こちらの調子を尋ねられてやはり戸惑いましたが、それと同時にイギリス人も実際に言うんなら「アイムファインセンキュー、エンドユー?」はもっと胸を張って使っていいのかな、っていう気持ちになりました。
なおアメリカ英語ではこの決まりきった挨拶の定型文は使わないようで、学校教育の英語の挨拶とか全然実践向けじゃなかったわ~ってなりがちらしいです。
いやいやイギリス英語ではめっちゃ使いましたよ。
実態が伴っていないとは言え、挨拶に関しては条件反射的にやりとりできるようにしてくれた日本の英語教育に少しは感謝です。
それでは。
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