今日はケルン大聖堂の話です。
ケルン大聖堂とは
ケルン大聖堂はドイツ・ケルンにあるゴシック様式の大聖堂です。
ゴシック様式の建物としては世界最大であり、実際行ってみるとその大きさに圧倒されました。
初代のケルン大聖堂(そのときはまだこんなに大きくなかったそうですが)が作られたのはなんと4世紀なのだそうです。
非常に歴史のある建物ですね。
ケルンへの行き方
私はデュッセルドルフ空港からNRW(ドイツの鉄道)で行きました。
ドイツの鉄道はゾーンがとにかく分かりづらいので、DBアプリ(ドイツの鉄道アプリ、チケットもこれで買える)を使って一日乗車券を購入しました。
ケルンからはベートーベンの故郷であるボンも近いので、時間に余裕があればそちらへ行ってみるのも良いですよ。
デュッセルドルフからケルンへ向かう際は、ライン川をはさんでケルンなんたら駅がいくつか存在するので、ちゃんとケルンHbf(Hbf=中央駅)で降りましょう。
私は間違えました、一日乗車券を買っていて良かった…。
ステンドグラス
ケルン大聖堂内には大聖堂らしくステンドグラスの美しい窓がいくつもあります。
そのうちの一つ、ゲルハルト・リヒターのステンドグラスがいろんな意味で有名なので紹介します。
このステンドグラスですが、これは第二次世界大戦で破壊され失われた箇所に2007年に新たに取り付けられたものです。
なぜ有名なのかというとその理由は非常に特徴的なデザインにあります。
よくあるステンドグラスの絵柄とは全く違って、様々な色の正方形がモザイクのように組み合わさった非常に現代的で幾何学的な模様になっているのです。
この前衛的なステンドグラスは多くの賛否両論を招きました。
ゴシック調の教会に合ってない!いやいや現代だからこれで良いんだよ!みたいな感じで。
そのせいかこのステンドグラスはケルン大聖堂の名物の一つになっており、売店でもポストカードなど様々なグッズが取り扱われていました。
533段の階段
さて、ケルン大聖堂のもう一つの特徴は533段の階段にあります。
ケルン大聖堂はヨーロッパの教会の例に漏れずチケット(4ユーロ)を購入すると上まで登ることができます。
塔の高さは157mなのですが、人間は97mのところまで行くことができます。
できるのですが、なんとその手段は徒歩のみです。
バルセロナにあるサグラダ・ファミリアはエレベーターで簡単に上ることができるのですが、ケルン大聖堂は徒歩オンリーなので時間も体力もとても必要です。
登る前に水分補給や食事などはしっかり済ませておきましょう!
私も533段登りましたが、もーーーめちゃくちゃ大変でしたし疲れました。
まず、このような狭い螺旋階段が延々続きます。
階段は登りも下りも共通なので降りてくる人たちのために片側に寄って進まなければなりませんし、ずっと時計回りなのでなんだかだんだん目も回ってきます。
これは上まで登り切った後に思ったことですが、こんなに大変なら降りてくるすれ違う人たちが「この先めっちゃ大変やで!がんばれ!」って教えてくれてもいいじゃん~って思うくらいでした。
踊り場的なものがほとんどないので、なかなか休憩しづらいのもしんどいポイントの一つです。
狭い階段ですし後ろからもどんどん人が登ってくるのでちょっと気まずいかもしれませんが、しんどくなったら端っこによって立ち止まって休みましょうね。
お先にどうぞのポーズをしたら後ろの人たちも気にせず追い越して行ってくれるはずです。
やっとの思いで狭い螺旋階段を抜けると、半屋外の開けたスペースに出ます。
さてはやっと頂上着いた?!と思うのも束の間、目の前には鉄製の階段が見えここがまだ目的地ではないことを知らされます。
螺旋階段じゃないだけちょっとマシかも…と思いながらこの階段も登りきると晴れて頂上です。
地上からの階段の総数はなんと533段ありました。
頂上からはケルン大聖堂の他の尖塔と、ケルンの美しい街並みやライン川などが一望できます。
疲れや足の震えもかなりのものでしたが、なにより達成感があったので1度は登ってみても良いと思います。
個人的にはこれ以降徒歩で登る系の教会にめちゃくちゃ警戒するようになりましたが…。
さて、登った後はもちろん下りがあります。
もちろん行きで来た道533段をそのまま降りていくことになります。
下りな分行きよりだいぶ楽ではありますが、頑張って降りましょう!
往復1066段の旅、お疲れ様でした。
無事ケルン大聖堂を降りた後は、近くの人気レストランであるfruhでドイツビールを飲んで休憩するのも良いかもしれません。
それでは。
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