今日は英国式本格的テディベアを作るぞ編です。
前回の記事はこちら。

テディベアフェスティバルで買ってきた型紙は作りたい大きさに合わせて縮小してちょっとだけ手も加えました。
布地に型紙を写し取ったら毛を巻き込まないよう丁寧に布からパーツを切り出し、由緒正しきテディベア作りに倣って全部手縫いで仕上げていきます。
本返し縫いだとミシン縫いと同じくらい頑丈に縫えますし、手縫いはミシンよりも細かいカーブに対応できるので私は結構手縫いが好きです。
金属ワッシャーをテディベアフェスティバルでせっかく買ったのですがなかなか扱いが難しく、結局余っていた日本製プラスチックワッシャーを使ってしまいました。
こればっかりは由緒正しき道具よりも日本製の道具の方が便利だなあと。
あとは私ならではの工夫として足の裏に厚めのプラ板を仕込んであるのでバランスをとって自立しやすくなってます。
全体が出来たらかわいいと思う場所にガラス眼をつけ、鼻を刺繍で仕上げてテディベア本体は完成です。

ですが、目標とするのははじめてのテディベアフェスティバルで一目ぼれしたこちらのロシアの作家さんのテディベアです。
そう、綺麗なお洋服が足りませんね。
というわけでおべべも作りました。
幸いドール服作りをずっとやっているので、ぬいぐるみの体型に合わせた型紙づくりも洋服作りも得意分野です。

シャツはリバティプリントの生地、ズボンはコーデュロイでフォーマルに決めてみました。

両方ロンドンで買った生地です。
リボンをネクタイにして、そのほかいろいろ手持ちのドール用のミニチュアなどで飾り立ててやっと完成です。

ちなみにベストだけキラキラ縁取りでちょっと浮いていますが、これはドール衣装(シンシアリーマリーヌ)として作ったものだからです。
ドールにはサイズが合わなかったので没になったのですが、捨てるのももったいないしテディベア君にはちょうど良かったので着てもらっています。
どうでしょうか。
私の感想は失敗しまくって布足りなくなったりしなくて良かった~です。
失敗自体はしました。
でも布は余ったので次回布を買うときはもっと小さい布で良いなという学びになりました。
もちろん、かわいくできて嬉しい!もありあすよ。
洋服も若干ピチピチですがイギリスにいそうな感じに出来たかなあと思います。
彼の名前はプリンストン君です。
パディントン駅で拾われたからパディントンと名付けられた有名なイギリスのテディベアにあやかって、当時住んでいたフラットの近くの通りの名前をつけました。
なんだか王子様っぽい名前だしいい感じだと自画自賛しています。
マーキュリーちゃんと一緒に。

次回はこちら。

それでは。

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