今日は硬水のはなしです。
硬水とは
硬水とはカルシウムやマグネシウムなどの金属イオンが多く含まれている水で、ヨーロッパで水と言えばこれを指します。
一方日本の水は軟水と呼ばれ、これら金属イオンの含有量は少ないです。
硬水で困ること
お腹を壊すかもしれない
私は大丈夫でしたが、普段軟水にしか馴染みのない日本人が海外で硬水をいきなり飲むとお腹を壊すことがあるそうです。
イギリスと言えば水道水が飲用可能で、飲食店でもタップウォーター(=水道水)と頼めば無料で貰えますが、慣れないうちはスーパーでsoft water(=軟水)を探して持ち込んだ方が良いかもしれません。
石鹸が泡立たない
日本製の石鹸は軟水用に作られているので、硬水ではうまく泡立たないそうです。
一般的なホテルにはシャンプーやボディソープが備え付けてあるはずなので、海外旅行の際にはわざわざ重い思いをして日本から石鹸やシャンプーを持って来るよりも、備え付けの物を使った方が良いでしょう。
水場がライムスケールで汚れる
ライムスケールとは石灰の水垢のことで、硬水の中に含まれるカルシウムが蓄積してしまい水を扱うありとあらゆるものにつきます。
日本でもよく見る風呂場の鏡につく白いうろこ状の汚れがまさにライムスケールで、硬水を使用する海外ではあの汚れが風呂場はもちろんそれ以外の場所にも尋常じゃないペースで溜まっていきます。
このライムスケールを放置しておくと故障の原因になることもあり、白い汚れは見た目にも良くないので定期的に除去の掃除をしなくてはなりません。
スーパーやホームセンターなどにライムスケール専用の洗剤が売っているのでそれを使いましょう。
使い方はカビキラーみたいな感じでライムスケールが溜まった所にシュッシュとスプレーして、しばらくして水で流すと綺麗になります。
このライムスケールは硬水を沸かすのに使った電気ケトルにもついてしまいます。
これを落とすのはなかなか大変なので我が家では電気ケトルで沸かすのは買ってきたsoft waterだけと決めて、水道水を沸かす用の専用の鍋を1つ別に用意していました。
軟水と硬水とでは味も違うと言われ、私はもう慣れてしまいましたが、確かに最初のころは海外は水が美味しくないなあと思っていました。
日本でもコントレックスなど硬水入りペットボトルが売られているので、味わってみたい方は是非どうぞ…。
それでは。
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