イギリスの置き配のはなし

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イギリスの置き配

いまこそ「置き配」という制度が一般的になりましたが、これって日本ではコロナ渦になり玄関での対面のやりとりを省略するために普及したものだったかと思います。

一方イギリスではコロナ渦に入る前から置き配制度は一般的でした。

それはなぜかというとイギリスの宅配業者は「不在時に持ち帰って再配達」なんてめんどくさいことをしてくれないからです。

つまりイギリスでの置き配は、家主が不在時にそのままドア前に荷物を置いて配達完了とすることを指します。

なんて不用心な…。

しかしこれがイギリスの普通です。

ただまあドア前に置かれた荷物をよその住人に盗まれたことは(たぶん)一度もないですし、不在で持ち帰られた先で紛失しないとも限らないので、案外思うほど不用心でもないのかもしれません。

困ったこと

この置き配絡みで一度変なことがありまして、それは隣人宛てのAmazonの荷物を私に託されたということです。

インターホンが鳴ったのでドアを開けて応対したのですが、宅配業者曰く「隣の家宛ての荷物なんだけど不在だからお前が預かっといてくれ。隣の家にはメールで言っとくからさ」とのこと。

おそらくドア前に放置するには不用心すぎる高価なものだったのか、不在時にそうするように隣人が予め頼んでいたのかは知りませんが、予期せぬ自分宛ではない荷物を預かってしまい私はとても狼狽えたのでした。

これもイギリスの宅配作法ってこと…?

自分宛じゃない宅配物が家にあるのなんかすごい違和感…。

ってかいつ取りに来るか分からないし外出できなくない…?

隣人の顔とか知らんからそれっぽい人来たら適当に荷物渡しちゃうし、それでトラブル発生しても私はなんも責任とれませんけど…。

幸いにもその日の夕方には隣人が荷物を取りに来てくれたので良かったのですが、まあなんとも奇妙な体験でした。

日本だったら「不在だったから隣の家宛ての荷物預かってくれ」って言われても「いや持って帰って再配達しなよ。何寝ぼけたこと言ってんだ」って思いますよね?

そんな日本の常識が通用しないのがイギリスです。

それでは。

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