干支ぐるみのはなし

作ったもののはなし
作ったもののはなし

今日は毎年年越しの時期になると作っている翌年の干支のぬいぐるみ、略して干支ぐるみの話です。

3年前から始めて、この度亥、子、丑、寅と4匹になりましたので紹介します。

一応の自分の中での決まりとして、毎回違った素材・技法で作るという縛りがあります。

なので並べてみると統一感はあんまりありません。

いのししくん

ハートのボタンをさかさまにしてお鼻にしました

亥年のいのししです。

余っていたファー生地とフェルトで作りました。

1匹目が子ではなく亥からときりが悪いのは、干支という概念が存在しないイギリスでなんとなく日本の年越しを感じたくて作ったのがはじまりだからです。

一応イギリスにも大きな中華街があるので干支の概念が全く存在しないわけではないのですが、中国における猪は「豚」をさすのでちょっとしっくりこない感じがありました。

ねずみくん

子年のねずみです。

イギリスで買ったテディベア用ファー生地の残りで作りました。

いつか記事にする予定ですが、ロンドンでは年2回テディベア版コミケであるハグレッツテディベアフェスというものが開催されており、そこで帰国前にお土産として買ったテディベア作成用の資材のあまりの生地です。

(追記)記事にしました。

イギリス・ロンドンのテディベア即売会のはなし① ハグレッツテディベアフェスティバル
今日はロンドンで毎年2回開催されるテディベアの即売会の話です。ロンドンで私が楽しみにしていた催し事の一つに、テディベアの即売会であるHugglets teddybear festivals-ハグレッツテディベアフェスティバルがあり...

テディベア作りの作法に則ってミシンではなく手縫いです。

おひげがキュート。

うしくん

丑年のうしです。

素材はセールで買ってずっと眠っていた毛糸ですが、技法がちょっと特殊です。

イギリスにおけるあみぐるみというと、かぎ針編みではなく棒針編みで作る方がメジャーです。

私的にこれにものすごくびっくりして、棒針編みで複雑な形のぬいぐるみを作るなんてめちゃくちゃ大変そう!やり方も編み図も全く想像できない!と思っていたのですがJohn Lewisの手芸コーナーにHow to本があったので買って日本に帰りました。

Mini Knitted Farmyard

小さいし慣れないので結構大変で何度もほどきましたがなんとか形にしたのがこのうしです。

この本の作者さん、なんと英国在住の日本の方みたいです。

海外で活躍されている日本人作家の方を見ると元気が出ますね。

とらくん

寅年のとらです。

昨年流行ったものといえば、そうPui Puiモルカ―ですね。

第1話~第6話 渋滞はだれのせい?/銀行強盗をつかまえろ!/ネコ救出大作戦/むしゃむしゃおそうじ/プイプイレーシング/ゾンビとランチ

ということで素材は羊毛フェルトです.。

羊毛フェルト、だいぶ前にスターターキットを買ってやってみたものの、フェルト特有の毛羽立ちの処理とどれぐらい刺し固めたらいいかが全くわからず、あまり上手にできないなあとやめてしまっていました。

ガチガチになるまで固めるとかなり大変ですし、あと指さすとめちゃくちゃ痛くてめげますし。

しかしPui Puiモルカ―のヒットにより監督がメイキングなどオフショットの映像をいろいろ見せてくれたおかげで、「フェルトだからやわらかいのがいいんだ」「毛羽立ちもそれが羊毛フェルトのらしさなんだから無理に処理しようとしなくていいんだ」とこの度やっと気づくことができました。

どうしても毛羽立ちを抑えたいなら羊毛ではなくアクリルの繊維であるハマナカのアクレーヌを使うという手もあります。

ハマナカ アクレーヌ 10色セット H441-142-1

それらをふまえてやってみると羊毛フェルトは実にお手軽で良い手芸ツールですね!

とにかく子供が手がかかるので今までのように設計図を描いて、型紙ひいて、気に入らなかったら作り直して…ということをする時間は全くなくてもなんとか今回も干支ぐるみを作ることができました。

出来上がりはというと、…うーんどう見てもネコ。

でもかわいからよし。

次は兎ですね、作りやすそうでいい感じ。

その次は辰…、ちょっと頭を抱えます。

それでは。

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