※ガラスの眼の30cmドールの話です。写真もあります。ドールが苦手な人はブラウザバック推奨です。
今日はミリシタ実装済だと29着目、通算だと35着目になる自作したドール用衣装の話です。
前回はこちら。
徳川まつりとは
徳川まつりちゃんとはアイドルマスターミリオンライブに出てくるアイドルで、所属事務所は765プロ、同事務所所属の菊地真ちゃんの後輩アイドルにあたります。
緑色のくるんとした髪をしており、自分のことを「姫」とよぶ、少女漫画やかわいいものが好きな愛知県出身のとってもかわいい19歳です。
そう、かわいいんです!!!
私がミリオンライブで一番好きなアイドルちゃんです。
リボンスイート☆エメラルドとは
リボンスイート☆エメラルドとは徳川まつりちゃんの一番はじめのSSR衣装です。
まつりちゃんのカラーであるエメラルドグリーンに、かわいいの代表であるピンク色、たっぷりあしらわれたリボンの数々と、とってもかわいいゆめかわなロリータ衣装です。
カードの凸数を進めると、装飾が赤・黒・チェックに変わりゴスパンっぽくなったり、全身が深いブルーに包まれたゴスロリっぽいバージョンなども解放されます。
どれもとてもかわいい!
というわけでドールサイズで作りました。
今回はいつもの60㎝ドールではなく、もっと小さい身長30㎝ほどの幼SD(=スーパードルフィー)サイズです。
幼SDとは
幼SDとはDDと同じメーカーであるボークスが販売しているキャスト(=樹脂)製ドールです。
DDはアニメ・フィギュア系の顔立ち・プロポーションをしている一方で、SDはよりリアルっぽい?お人形さんらしい造りになっています。
またソフビ製のDDと違いSDは硬い、重い、値段が高い、太陽光で黄変するなどの特徴があります。
DDオーナーからすると欠点にしか思えない以上の点ですが(実際欠点であるのですが)、なんとSDはキャスト製であるが故に色移りの危険性が(ほとんど)ありません。
なので黒い衣装だろうが黒いウィッグだろうが気にせず長時間着せることができます。
もしも色移りしてしまっても、黄変除去と同じようにやすりで表面を削ればだいたいとれます。
そんなSDの、販売されている中で一番小さなボディタイプのドールが幼SDになります。
今回モデルになってもらったのは2014頃発売の幼SDめぐです。
もともと初期子と呼ばれる1番ヘッドが好きでお迎えしたのですが、キャラドールでないが故に?衣装が増えることもお出かけすることもほとんどないまま、我が家のドールキャビンにずっとしまったままになっていました。
お顔もボディのサイズ感もめっちゃ好きなのになかなか遊んであげられないのは悲しい…。
というわけで、この度徳川まつりちゃんになっていただきました。
メイクはデフォルトのままで、アイだけデフォルトから14㎜のはちみつ色のものに変えています。
よろしくね。
ワンピース
30㎝ドールの衣装というわけで、いつも作っているDDの衣装よりかなり小さいです。
面積で言うと単純計算で1/4ですからね。
なのでかなり省略やアレンジを加えて作成しました。
まずウエストの緑色の部分は本当はビスチェだと思うのですが、別パーツにせずワンピースの一部として作ってあります。
袖や襟のピンクふちの白スカラップレースも、このサイズでは作れないですしそんなものは売っていないので、似た感じでちょうど良い大きさのピンクスカラップレースで代用しています。
左襟についているのは本当はハートと星の飾りですが、2つもつけるスペースはないので星のビーズ1つにしています。
ハートのネックレスもこのサイズではゴツすぎるので無しに。
ビスチェの前部分の白ボタンは3個×2列の6個のはずですが、やはりそんなスペースはないので2個×2列、4個のビーズで済ませています。
スカートやリボンなどに使われている白×緑のはしごレースも、このサイズのはしごレースなんてないので、なんかそれっぽい白の編みコードの中央に緑の刺繍糸をくぐらせてそれっぽくしています。
こんな感じで省略省略の嵐です。
逆に各種リボン系は大きめに作って派手にしています。
これ以上小さく作れないというのも理由のひとつではあるのですが、リボンは大きい方が良いってソーイング・ビーのエズメも言ってましたし、頭身の低い幼SDの衣装ではリボンは大きい方がアクセントになってかわいくて好きだからです。
アンダースカート
不規則なボックスプリーツの並ぶスカートの構造、さてどう作ろうかとここも結構悩んだ
ところなのですが、結果的に長方形の布を折って作ったボックスプリーツを円形の布に縫いつけて作りました。
仕上げにキーピング(=せんたくのり)をスプレーしてあるので、形状維持もばっちりです。
ソックス・シューズ
ソックスは伸縮性のあるレースを縫って作りました。
ちょうど上部に良い感じの穴があったのでリボンをはしご状に通しやすかったのと、レースの靴下ってかわいいからです。
シューズはAmazonで買ったこれです。
1/6サイズのシューズというとリカちゃんやブライスなどのもっと小さい靴しか見つからないかと思ったのですが、TinyFoxなどのブームもあり意外と簡単に見つかりました。
内径4㎝あれば靴下を履いたうえで幼SDが余裕をもって履けます。
ただストラップシューズということで、着脱の度にバックルにベルトを通しなおさねばならずけっこう面倒…。
ベルトの穴もどんどん広がって緩くなってしまいますし。
ということで同じくAmazonで買った両面テープ付きの極薄面ファスナーを使って改造しています。
方法はバックルパーツを留めている糸を切ってはずし、ベルトをバックルに通してから小さく切った面ファスナーをベルト部分と本体に貼るだけです。
これでかなり着脱が楽になるので、我が家のドール用ストラップシューズはすべてこの改造を施しています。
もとは衣装の方の開きの処理を簡単にするために買った面ファスナーだったのですが、吸着力が弱すぎて結局スナップボタン留めにしたので、シューズの方で出番があって良かったです。
緑色のリボンは両面テープで貼ってあります。
ウィッグ①
さて、衣装の方は小さいと言えど慣れている作業なので意外とすんなり作り終わったのですが、今回はキャラドール作りということでウィッグを作らねばなりません。
徳川まつりちゃんと言えば特徴的な巻き髪ですが…、これどうやって作んの?
ちょうど今度のドルパで発売されるシンデレラガールズの佐藤心さんも同じような髪型なので、真面目にウィッグだけどういう構造なのか教えてほしいです。
なにはともあれやらないわけにはいかないので、7インチのピーコックグリーン色のウィッグを頑張って改造して作りました。
カスタムストレートなので前髪を作るところからやりました、少し切りすぎました。
巻き髪のセットは「できた!これでおしまい!」とツイッターに上げてはやっぱり気に入らなくて直すという作業を何度も繰り返したのですが、耐熱ウィッグなのでお湯をかけて洗えば癖も液体のり(整髪料替わりです)もすべてリセットできるのでとても良かったです。
いろいろ試行錯誤したのですが、最終的には程よい長さに透明ゴムで結んだあと、液体のりでガッチガチに固め、巻きながらゴムの部分をウィッグキャップに縫い付けるという方法に落ち着きました。
再現もそうですが、ウィッグの着脱や持ち運びでセットが崩れないよう頑丈に仕上げることをなにより目的にしていたので、まあ…、及第点じゃないですか…?はじめてやったし…。
ウィッグ② SHS
アイドルマスターミリオンライブに登場するアイドル52人には、セカンドヘアスタイル(=SHS)と呼ばれるイメチェン後の髪型が存在します。
徳川まつりちゃんの髪型はなんとドリルツインテです。
かわいいね!!
なので作りました!!!
カスタムストレートを改造した1つ目のウィッグとは違い、今回のはツルツルのウィッグキャップにいちからウェフティング(=毛束)を縫い付けて作りました。
分け目をきれいに出すにはこれしか方法がないと思ったからなのですが、1つめの方のウィッグの方も分け目が禿げる(=ドールウィッグは列状に毛束が縫い付けてあるだけなので、分け目を作ろうとすると地肌が見えてしまう)問題を解決するために、結局ウェフティングを2列向かい合わせに上から縫い付けたので、おんなじ方法でやればもっと楽ちんだったと思います。
後ろ中心と前髪の境目に分け目があり、ウィッグキャップの内側にもウェフティングを縫い付けてあるのでうなじ側の生え際もきれいに出るようになってます。
ツインテール部分は、液体のりでガチガチに固めた結び目を隠すようにカールヘアーのエクステをつけました。
クリップつきのエクステを使用したのですが、結局クリップは外して直接縫い付けています。
SHSのウィッグも1つめのウィッグと同様、簡単にセットが崩れないよう頑丈に仕上げたつもりです。
分け目が斜めだったり、毛量が多い(特に前髪)などいろいろ気になる点はありますが、…まあ良いんじゃないですか、キャップとウェフティングからウィッグ作るのはじめてだし…。
うしろから
かわいくできたと思います。
ね?
さいごに
2月11日、12日に行われたアイドルマスターの合同ライブを見て、「やっぱアイドルっていっぱいいるのいいよね」とか思ってしまったのが徳川まつりちゃんドールを作ると決めたきっかけです。
衣装よりもウィッグにかなり苦戦しましたが、なんとか形になって良かったです。
まつり姫に見えますよね?
まだお披露目していない幼SDの子がいるので、シンデレラガールズの担当もいつか作りたいなーなんて思ってます。
次回はこちら。
それでは。
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