今日はイギリスの有名陶器ブランドであるウェッジウッドのシンブルの話です。
前回はこちら。
ウェッジウッドとは
ウエッジウッド-Wedgwoodとは1759年設立のイギリスの陶磁器メーカーです。
ジャスパーと呼ばれる、カラフルでマットな質感の食器などで有名ですね。
イギリス国内においても知名度と流通量はピカイチで、デパートに行けば必ずと言っていいほど取り扱っていますし、アンティークマーケットなどでも掘り出し物のウェッジウッドを見つけることができるでしょう。
そんなウェッジウッド、もちろんシンブルも作っています。
陶磁器メーカーとシンブル
ウェッジウッドに限らずヨーロッパの多くの陶磁器メーカーは、食器だけでなくシンブルも作っています。
これら陶磁器メーカーのシンブルは、お土産屋さんに売っている安価なお土産シンブルとは違い、繊細な絵付けやそのメーカー独特の造形などをウリにしておりお値段もそこそこします。
また製造したメーカーの名前もシンブルの内側などに印字されています。
専用のケースに入れられ、まるで宝石のようなこれらのシンブルはとても美しくまさに芸術品と言っても過言ではなく、これらのシンブルを集めているコレクターもかなり多いです。
さてウェッジウッドと言えば先述したようにカラフルで優しい色合いのジャスパーウェアが有名で、ウェッジウッド製のシンブルもほとんどがこのジャスパーウェアのものになります。
そんなウェッジウッドのシンブルの良いところは、ジャスパーウェアゆえにカラーバリエーションが非常に豊富で集め甲斐があるところと、知名度と流通量が他ブランドと比べて段違いなので日本国内でも集めやすいところです。
というわけで私が持っているジャスパーウェアのシンブルを紹介したいと思います。
まだ3つしかありませんが、どれも日本のアンティークショップなどで手に入れたものです。
ペールブルー
別名ウェッジウッド・ブルーと言われる、水色のシンブルです。
ウェッジウッドと言えばこの色を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
白い白鳥のワンポイントがついています。
質感といいカラーといい大きさといい、めちゃくちゃかわいいです。
ピンク
ピンク色です。
ウェッジウッドはこーんなカワイイ色でも作っているんですね!
白いバラのワンポイントがついています。
ピンク色なところもバラのお花が付いているところも全部かわいいです。
ライラック
薄紫色です。
このライラックカラーは1980年代頭に3年間だけ作られたジャスパーウェアで、その製造年の短さから流通量も少ないとされています。
このシンブルは1981年のロイヤルウェディングの記念で作られたもので、故ダイアナ妃と先日国王になられたチャールズ3世が刻まれています。
ネットショップなどではライラックカラーはピンクと色が混同されることも多いです。
並べてみると確かに全然違う色なのですが、単品の写真しかないと撮影環境によって色の見え方が違ってきたりしますしなかなか判断が付きづらいんですよね…。
念願かなって手に入れた薄紫色のウェッジウッドのシンブル、単品でももちろんとてもかわいいですが、ブルー・ライラック・ピンクと並べるともう最高にかわいくて幸せです。
それでは。
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