今日はソーイング・ビーSeason2の第6話の感想です。
前回はこちら。
ソーイング・ビー(字幕版)はAmazon Prime VideoのPrime会員特典で視聴可能です。
参加者もいよいよ5人となり準々決勝である今回のテーマは歴史と伝統です。
型紙の課題
1930年代のアンティークミシンを使って当時の方法でブラウスを作るのが課題です。
本物のビンテージの型紙は文字の代わりに〇が開いているだけなんて驚きですね。
ビンテージ風の型紙は売っていましたし私も持っていますが、ビンテージ風の型紙は指示書きなどはあくまで今風なのでこんな暗号のような型紙を渡されたら混乱して手が止まってしまいそうです。
今回は本物のアンティークミシンで縫製を行います。
見た目がおしゃれなのでインテリアとしていつかは欲しいアンティークミシンですが、直線縫いしかできないとあっては実際に使いこなすのはかなり大変そうです。
シンガーはアメリカのミシン会社ですが、日本のミシン会社であるブラザーもイギリスでは有名です。
私が通っていたソーイングのワークショップ教室にはブラザーのミシンが多く並んでいました。
リンダはギャザー寄せを手縫いで行っています。
私個人はミシンで寄せる方が好きです、手縫いよりも細かく均等にギャザーが寄せられる気がするので。
ブラウスの開きはファスナーではなくプラケットというやり方で行います。
左脇を縫わずに開けておくことで細身のブラウスでも頭から被って着られるようになります。
デビッドのシャーリング幅が足りないことに対するパトリックのコメント「もうダメかもね」が辛辣すぎて泣きそうになりました。
その後は襟のパーツが左右裏表で計4枚必要なことをリンダに「常識よ」と言われたり、女性ものの洋服はデビッドには分が悪いようです。
最下位はデビッド、不出来な点が多かったです。
1位はヘザーです。
襟がしっかり寝ておりとてもきれいなブラウスでした!
リメイクの課題
紳士用スーツのみを使ってマネキンが着用できる婦人服を作るのが課題です。
決して無理難題ではなく、かつてそのような時代があったこともあわせてメイから語られました。
スーツの生地には上等なウールが使われることが多いので、アイデアさえ浮かべばリメイク自体はとても楽しそうです。
チネロのリメイクは見事ですね!
ポケットや襟などもともとのパーツを活かしつつ、素敵なワンピースに仕上がりました。
リンダのリメイクもまるで既製品のようにしっかりとした作りですごいです。
ボタンループまで布で作っており唸らされます。
最下位はタマラのワンピースでした。
前後反対にするアイデアは良かったですが、マネキンにうまくフィットしませんでした。
1位はチネロ。
リメイクで初めて1位をとりました!
最後の課題
モデルにフィットしたヒストリカルなコートが課題です。
コートは作業工程が多いため、生地のカットまで自宅でしてくること許されています。
ジャケットの形をしっかりと保たせるため芯地をいれる必要があります。
「ヒストリカル」なキャンバス地の芯地を手間をかけて手縫いで縫い付けるタマラと、対照的にヒストリカルにこだわらず接着芯を使うチネロ。
裾の始末もリンダは手縫いでまつっていますが、チネロはミシンで袋縫いしています。
ボタンホールなどもデビッドは今風にミシンで処理しますが、タマラは布でくるんで行います。
どこまでヒストリカルを追い求めるかも人それぞれですね。
審査員はどう評価するのでしょうか。
私はリンダのコートが好きです。
表地の黒と裏地のピンクの色合いも素敵ですし、フレアスカート状に広がった長い裾が何よりいいですね!
優秀作品と脱落者
優秀作品はリンダのコートでした。
歴史的な技法を完璧に使ったことが評価されました。
脱落者は…、デビッドでした。
初回から比べると成長が著しかったデビッドですが、準々決勝にて敗退してしまいました。
次回は準決勝。
型紙なしで行う課題があるなんて、チネロの独壇場になってしまうのでしょうか?
次回も楽しみです。
次回はこちら。
それでは。
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